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犬神の悪霊(たたり)
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『犬神の悪霊(たたり)』に投稿された感想・評価

【所感】
『エクソシスト』や『オーメン』などのオカルトブームに便乗しようと東映が作ったカルト映画。
演出・脚本共にいいのだが、やはり描くべき箇所を描いていないのが気になったかな・・・。
余計なシーンをカットし、必要な部分をしっかり描いていたら、後世に語り継がれる名作になっていたのかもしれない・・・。


【演出】
いいっすね!!
全体的にレベルが高く、日本の土着が導く恐怖に対する悲しみが、画面全体から滲み出している。
終盤に差し掛かる辺りの”犬の首を切断するシーン”の迫力は、鬼気迫る凄まじい迫力を感じるし、人妻の体に大勢の人間が赤飯を塗りたくるシーンは奇妙奇天烈に描写されている。

特に素晴らしいのが、クライマックスの少女が犬神に憑りつかれるシーン。
赤と黒を巧みに使いながらダークファンタジー性を用いて、見事に観るものを恐怖のどん底に誘う事に成功している。


【脚本】
パッケージやタイトルを見ると、あまり中身のないホラー映画のように見えるが、そんな事はない。
廃棄汚染といった社会的な題材に、日本の土着独特の”土俗信仰”と”偏見”、そしてそれらが生み出す”差別”などが本作のメインテーマとなっている。
確かにクライマックスの恐怖シーンも怖いが、本作でそれ以上に恐怖として描かれているのは、日本の土着に根差した精神構造である。

本作は今から約50年近く前の作品であるが、こういったものはいくら化学や情報網が発達しても、人々の心の奥底からは無くならないものだと、本作を鑑賞して改めて感じることが出来る。
そういえば先日某国政党の代表が

代表「30歳を超えたら、子宮摘出手術をすると」

などタリバン政権を彷彿とさせる差別発言をしたが、こういった発言を擁護する連中が存在する。
SFだの悪質な切り取りだの、訳の分からんことを言っているが、じゃあSFと前置きしたら相手に「死ね!」と言っても許されるのだろうか?
こういった連中は特殊だと思うのだが、いずれにせよ人間である限り本当の意味で差別がなくなるのは無理なのだと思ってしまう。

話がそれてしまったが、全体的な話の流れとしては非常に好印象を抱く作品であった。

ただ、気になったのが描写不足の箇所があるところ。
特に主人公「竜次」と後の嫁になる「麗子」、そして密かに主人公に恋焦がれ村から差別されている「かおり」の三角関係を一切描いていないのはダメだろ!!
これを一切描いていないので、どうにも「竜次」と「麗子」、そして「かおり」に感情移入しにくい。
一応セリフによる説明はあるのだが、そこはしっかり描くべきだろ!!

それと物語中盤付近で、ウラン採取のために山頂から硫酸を流すという手法をとる流れになるが、どういう経緯でその流れになったのかがさっぱり分からない。
もしかしたら、その直前で鉱山で穴掘機が暴走する事故(犬神のたたりかも)があったので、これでこういった流れになったのかもしれないが・・・。
それだったら普通、穴掘機の方を何とかするんじゃないかと・・・。
話の流れ的にそうしたのだろうが、ちょっと雑ではないだろうか??
3.7
ウランvs犬神!

「ウランこそ日本の宝!」勢力と「危険だから絶対NO!」勢力との原発論争。原子力開発の始まりとともに各地でウラン探しが行われた時代を背景に、新しい時代の到来とその変化を危険視し抵抗する古き良き日本という対立構図を、原子力エネルギーvs犬神という図式に託した怪談らしい作品。そう思うと『犬鳴村』って本作からの影響をモロに受けてるんじゃないかな。

そんな日本史的な過渡期を描く本作は、怪談とモダンホラーの橋渡し的位置づけの作品で、日本ホラー映画史的にも過渡期を体現することになるというリンクが面白い。

ウランが利権と結びつくことで集団となり、反対派である犬神憑の家系(垂水家)を村八分にする。垂水家は、そういう意味では失われていく古き良き日本を象徴した存在。外圧的に新しい時代が「日本」を蹂躙する。主人公はウラン発見者の一人でウラン側のドンである地主一家と結びつくのだけど、次第に垂水家へと心が移行していく過程を全編を通して描くことで、観客をウラン派→「日本」派へと誘導するような作りになっている。

そして、ドン家の少女に象徴的な役割を担わせており、神視点というか一歩引いたアドバイザー的位置づけなのが面白い。その少女の顛末はまさに神の怒りにふさわしい。

赤い布による神化は非常に面白い表現だったし、背後の桜、ヒビの入る鏡像、怪猫映画のようなクライマックス等々真面目な演出も多いのだけど、半裸で寝転ぶ女を男が取り囲んでおにぎりを練り込むというどう考えてもお楽しみなだけの行為を「除霊」と言い切るあたりに闇を感じた🤣🤣何でかわかんないけど、素っ裸で戯れる美女2人とそれを必死に覗く男たちというアホなシーンを最序盤に入れてくるエロ方面での気合いの入れようも素晴らしい!そんで結局アレはいったい何やったんやろ…😅妙に神々しかったけど(笑)

こちらでも映画館が徐々に再開していくようで、めちゃテンション上がってます👍今週末さっそく何か行こうかな♫激コミしそうだけど😅
KUBO
3.5
東映チャンネルで放送された「カルト的名声高い」作品ということで見てみたんだが、なかなかの怪作でした。

76年の『犬神家の一族』の大ブームを受けて、東映さんが作った77年作品。

「犬神憑き」「童歌」「座敷牢」とか、横溝正史的キーワードは全部使って作った、エロティック・オカルト映画ですな。

まず前半の持つ雰囲気は、古谷一行の『金田一耕助』シリーズくらいのゆるい感じ。

女性の水浴を覗き見していた大和田伸也が、木から川に落ちて、間抜けな姿がストップモーションになるところで「こりゃダメだ」と思った。

本作の見どころの1つが、当時男性に大人気だったポルノ女優の「泉じゅん」が準主演として出演し、ヌードを披露しているところ。大和田伸也は思いっきり乳首吸ってるし、ちょっとポルノ風。

時代性もあるだろうが、音楽の使い方がベタを通り越して陳腐。どこからどこまで全部流れる「劇伴」が、かえってシーンを台無しにしてる。

だが犬神の祟りが本格化してくる終盤になってくると、それまでゆるゆるだった雰囲気が一変し、急に加速する。

本作は横溝正史のようにオカルト風ミステリーじゃなくて、まっすぐに「オカルト」。

要するに『八つ墓村』の「田治見要蔵」が起こした惨殺事件だけにフォーカスしたような作りだから、映像的には今ほどではないにしろ、かなり死ぬし、容赦はない。

特に終盤の山場で、泉じゅんの妹役の「長谷川真砂美」が見せる目の演技のすごいこと! この子役はこの後『ねらわれた学園』他数作に出ただけで引退しちゃったみたいだけど、印象的な眼差しをしていたなぁ。

最後まで見て、まずまずおもしろかったんだけど、あのラストは何⁉︎ あれで台無しになった感も。

とりあえず、滅多に見れないカルト作品を見せてもらいました。

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