多羅尾伴内 鬼面村の惨劇の作品情報・感想・評価・動画配信

「多羅尾伴内 鬼面村の惨劇」に投稿された感想・評価

「多羅尾伴内」の続編
主演は引き続き小林旭さん

鬼面村で起きた惨劇の真相を多羅尾さんが突き止めるお話…タイトルそのままだね
舞台が田舎の村であること、殺害方法がグロテスクであることからあまり興行収入が振るわずシリーズはここで打ち切りに
まぁ面白いんだけど、やっぱり前作の方が良かったなぁという気もする
多羅尾さんのもたもた走る姿が可愛くて好きです
な

なの感想・評価

3.9
変装する探偵 多羅尾伴内。とはいえ、その変装が、物語的にあまり必然性がないのが、なんとも愛らしい。

アルジェント的な大仕掛けを用いた惨殺シーンと、怪奇ムード。血を巡る因縁も絡ませて、横溝正史みたいにドロドロ行くかと思ったら、それをかき消すような突飛すぎるアクションが展開されて、腰を抜かす。

謎解きに向かうに連れて、何を見せられているのかわからなくなってくるけど、決め台詞のカタルシスで最後になんか満たされてしまう。
都会でこそ活きるはずの名探偵を、金田一耕助やオカルトものに便乗してド田舎に連れて行ってしまったのが根本的な大失敗。多羅尾伴内自身のミステリアスさを示すヒロインの幻覚のシーンだけが良かった。
これはもう完全に好みでしかないですがめちゃ面白かった!横溝シリーズに天知茂の美女シリーズ、恐怖奇形人間が大好物な人は好きだと思います。それらすべてのエッセンス入り。オープニングの暗黒舞踏に多羅尾伴内の早着替え変装最高です。からくり人形の演出も良かったな。ゲラゲラ笑いながらも、終盤なるにつれ“あれ、なんで?泣けちゃうんですけど?”っていうほどのエレジーは感じなかったです。(短い時間で思い入れない人たちがばんばん死ぬから仕方がない)
茜

茜の感想・評価

3.7
多羅尾伴内シリーズ初めて観たけど面白いではないですか。
横溝正史シリーズのような不気味さとミステリー要素、そこに組み込まれた突拍子もないアクションには思わず笑ってしまう。
多羅尾伴内は変装名人で七変化する私立探偵っていう設定も映像として観るとバレバレでギャグみたいだけど、これはこれで嫌いじゃない。
途中にかかる歌謡曲「私の名前が変わります」で盛大に正体を明かしているのもおふざけが過ぎる。

オープニングで全身白塗りの人達がやたら性的な踊りを披露していたり、水車に括りつけられた死体、顔に火傷を負った画家など、不穏な演出も素敵。
そこに変装探偵とアクションっていう要素を取り入れる事で、金田一耕助とは違った色を出しているのかな。

難を言うなら、この目まぐるしい映像に気を取られてしまって肝心のミステリー部分があまり頭に入って来なかったという本末転倒さ…。
犯人どうこうよりも、次はどんな突拍子もない演出が飛び出てくるのかが気になって仕方ない(笑)
でも気持ち悪いオープニングからは想像も出来ないコミック調な展開には度肝抜かれたし、和テイスト満載の不気味な世界観も堪能出来る満腹盛りで楽しかった。
お伝

お伝の感想・評価

4.0
七変化する私立探偵多羅尾伴内、かと思ったら真の姿は「真実の使徒 藤村大造」なんですね。
オープニングの暗黒舞踏から始まって、惨殺シーンが続いて、みんな死んでから推理してました。面白い。
発作が出る礼子ちゃん、なんか見たことあると思ったら「ねらわれた学園」に出てたね。
一

一の感想・評価

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一作目と比べればバジェット的には数段落ちるが、タイトルバックの白塗りダンス、不気味すぎるお茶汲み人形、血の滴る宙吊り殺人、火傷男のフェイスマスクと相変わらず悪趣味で楽しい。ザ・東映な赤い夕陽が照らす水車小屋のセットも綺麗だ。片目の運転手に扮した旭が車内で自分の新曲「私の名前が変わります」をコマーシャルするのが露骨すぎてイイ。おちゃらけテンションの財津一郎もたまなんなーい。
ドント

ドントの感想・評価

3.7
1978年。ムチャクチャだけどだからこそ面白い! 山奥の旧家に絡んでハイスパートで起きる連続殺人に、七つの顔を持つ変装名探偵・多羅尾伴内=藤村大造(小林旭)が挑む。
本質としてはヒーロー映画なのだが、旧家/見立て/財産争い/火傷の男などの金田一シリーズをトレスしたような筋書きが水と油のように噛み合わず、ミステリとしても物語としても大事な部分を2割くらいスッ飛ばしながら猟奇と悪趣味が88分を爆走する。ガンガン人が死にまくる他方で妙に堂に入ったショットが彩りを添えつつも全体に異様に軽い仕上がり。そのアンバランスさが大変にテイスティ。
真ッ赤な夕焼けの中の水車惨殺死体→白塗り暗黒舞踏になだれ込むOPから歯車が狂ってていてものすごい。これぞ怪作と呼びたい。お気に入りは、小林旭演じる多羅尾伴内が小林旭演じるタクシー運転手に変装して小林旭の歌う主題歌のカセットをかける場面。無茶にすぎる。たのしい。細かいことは気にするな!
東映チャンネルで無料放送してたのを録画して観賞。スカパーの無料解放デーで出会う映画って珍作が多いので、こいつもそうかと観始めたら。。。

やっぱり珍作でした(笑)

多羅尾伴内って変装が得意な名探偵、って設定なんですけど、それってやっぱり活字向けの設定で。

多羅尾伴内を演じるのが小林旭なんですけど、誰に変装しようが小林旭ってバレバレなわけで(笑)

ってか、変装してタクシーの片目の運転手になったりするんですが、わざわざ片目にしたら目立っちゃうでしょ!

あと、きこりとか。きこりって(笑) 変装が受け狙いとしか思えない!

物語的には金田一の亜流みたいな。旧家の相続を巡るドロドロと鬼の面を被せられて殺された男の殺人劇。

多羅尾伴内がラストの謎解きがする前に、「ふっふっふっ、ある時は片目の運転手、またある時は森のきこり。。。」って変装の種明かしするんだけど、多分観てる人全員それを観ながらつっこんだと思いますね。

「それ、観てる人、みんなわかってますから!」

かように馬鹿馬鹿しい推理劇ではありますが、真面目に観なければそこそこ楽しめたりもします。

オープニング、何やら暗黒舞踏で幕開け。おっぱい出るし、さぞかし本編もエロエロでグログロなんだろうな。。。と思って期待してたら、エロエロでグログロはオープニングだけでした(笑)
なんなんだ、あのオープニング。

タクシー運転手がカセットテープで聴く曲がアキラの歌だったりするのはご愛敬。

文句いいながらも結構楽しみました。あ、これシリーズ二作目なんですね。
タクシーの運転手に変装した小林旭が運転するタクシー車内に小林旭の歌が流れて、軽く第四の壁を超えてきて狂ってるなと思いました。
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