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裏切りのサーカスのしおえもんGoGoのネタバレレビュー・内容・結末

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初見たときはとにかく意味が分からず非常に混乱した。ストーリー的に難しいわけじゃないはずなのに、なぜか分からないという不思議な感覚。

多分一因は、登場人物がそんなに多くないのに名前と顔が全然一致しないことと、誰と誰が上司・部下なのか分かりづらいことにあると思う。

もう一つは、私が勝手にパッケージとキャスティングで先入観を持ってしまったためだろう。
ゲイリー・オールドマンはサイコパスな悪役に違いないという思い込みがあったから。変に勝手にストーリーを間違った風に予測しながら見てしまって、素直に見られなかった。

最大の問題は、私がビルとジムの関係を最後まで見たにもかかわらず理解できていなかったことになる。これは私が誰が「ジム」で誰が「ビル」か顔と名前が一致してないせいもあるけど、そもそもこの二人が仲が良いという認識すら無かった(途中で何度か写真や証言があったのに)。だから終盤にパーティーで見つめ合う二人を見ても、なんか色っぽいぞと思ったものの、二人が親友を超えた関係だという事を理解してなかった。
そのため最後にジムがビルを殺す理由の奥深さや涙の意味も理解できなかった。
これは全部見た後で考察サイトにお世話になって気づいたことで、初見では単純に「あ、裏切ったからね」としか思って無かった。ストーリーの本質が見えてなかったと思う。

キャスティングはとにかく豪華絢爛で、モグラ探しは緊張感あふれるものだった。

事前に少なくとも人物相関図に目を通してから見た方が良かったと思う。
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