Tom2022

CASSHERNのTom2022のレビュー・感想・評価

CASSHERN(2004年製作の映画)
3.0
紀里谷和明監督の個性的な世界が繰り広げられます。これまでに見たことのない壮大かつ独特な世界の中でのお話です。

長く続いた戦争が終わり、世界は大亜細亜連邦共和国が支配するようになりました。その戦争の中で、人々は、化学細菌兵器、放射能などにより傷ついていました。東博士は、そうした人々を救うために、人間のあらゆる部位を造り出せる「新造細胞」を研究し、軍部の力を得て実用化を目指します。

この映画は、正義と言うか進むべき道が分からずに、すごい絶望感の中で繰り広げられます。この絶望感の演出がすごいなと思いました🤔。こんな八方塞がりの世界はなかなかないと思います。そして、キャシャーンは、その中にどっぷりと浸かっています。

キャシャーンって、影を持ちながら活躍するヒーローだと思っていましたが、その強さを発揮するシーンがあまりなかった感じでした。それと、キャシャーンと名乗るようになった経緯をもっと知りたかったと思います。

さて、壮大な世界で繰り広げるお話は、とても興味を惹かれますし、楽しいです。個人的には、映画の中でちょっとだけ映ったのですが、キャシャーンのヘルメットを使って欲しかったな😄。
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