このレビューはネタバレを含みます
ナチ政権下、五輪コーチのジョーがユダヤ人一家を助けるアクションコメディ。入場式での敬礼への苦しすぎる言い訳がいかにもフランスらしい。
前半はコメディとしても全然面白くなかったんですが、後半はクスリとさせられる箇所が多かったです。
ヒトラーをネタにしまくってるんですがヒトラーならいくらでもネタにできるという逃げが透けて見えるようにも。フランス流のエスプリと言われればそれまでですが…。姉は流石にインパクト抜群。
子熊のシーンも可愛くて面白かったんですが、母熊から引っ剥がしといてすぐ捨てたりしてて、うーん…。ジョーたちとの合流をハッピーエンドみたいにするのも、言ってることと違うような。
何でベルリンからミュンヘン北に飛ぶのにノイシュバンシュタイン城の横通るんだ、とか雑な描写が多いです。純然たるコメディだ、とすんなり入れたら気にならなかったかもしれません。
脚本的に楽してる部分が見え過ぎて興醒めもしましたが、コメディ部分だけ見ればテンポも良く、何も考えずに楽しめる映画でした。
