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愛のそよ風
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『愛のそよ風』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.6
 6本の弦がしっかりと張られたアコースティック・ギターのボディをカメラはゆっくりとパンする。モノクロのヌード写真、棚に収まるガイコツの頭部2体、マラカス、壁に貼られた大きなピースマーク。それらをゆっくりと映した後、まるでジョンとヨーコの『ダブル・ファンタジー』のような白いベッドを映し出す。仲良く並んで眠る男女の姿、先に起き上がった上半身裸の女は眠気が覚めない表情で部屋を出て洗面台へ向かう。歯ブラシを手に取るが、肝心の歯磨き粉がない。ふてくされた表情でベルボトム・ジーンズを履き、足を椅子の上に乗せ、ロング・ブーツにゆっくりと足を押し入れる。男の方も女に遅れはしたがここで目覚め、パンはと聞くが女は僅かばかりの金しか置いていかない。昨夜の大雨の中、屋根のある部屋に泊めてくれた男とはヒッピー仲間であり、それ以上の付き合いはない。「名前は何だっけ?」と聞かれた女は振り返り、ブリージー(ケイ・レンツ)だと笑顔で告げて外に出る。ギターを抱えて路地に出た女、ミシェル・ルグランの軽快な音楽が流れ出す。大通りに出たところで、女は道路に向かって親指を掲げる。昨夜の寝ぐらを見つけた女はここでもちゃっかりと目的地までヒッチハイクしようとするのである。だがその欲深さが元で、一転して窮地に陥る若きヒロインの姿。やがて辿り着いたサンセット大通りの急勾配にある大豪邸。この豪邸の庭先で運命の出会いが待ち構えている。

女流作家ジョー・ヘイムズのプロットを映画化した本作は、同じくジョー・ヘイムズ原作でイーストウッドの処女作となった『危険なメロディ』とは同工異曲の様相を呈す。ブリージーが引き止めたはずのタクシーはサンセット大通りを走り、初老の男フランク・ハーモン(ウイリアム・ホールデン)の豪邸の前で止まる。フランクは愛人との束の間の夜を楽しんだ後、彼女をタクシーで送らせようとしているのだ。自由気ままなでどこか優雅な独身生活。愛人はフランクにいつでもかけてきてねと電話番号の書かれた紙を渡すが、フランクはタクシーが家の前から過ぎ去るのを見届けた後、ぐちゃぐちゃに握りつぶしてゴミ箱へ捨てる。男は急いで支度をし、いつものように出勤の時間に間に合うように車に乗り込むが、そこにはちゃっかりと助手席に乗り込むブリージーの姿がある。フランクはブリージーの強引な願いにも、渋々応じ、ハリウッドにある職場へと車を走らせる。女流作家ジョー・ヘイムズの人物造形はここでも女性をあつかましいほど図々しい女として演出し、男たちはいつも受け身で主体性がない。道中、黒い犬が道路の脇に横たわるのを見つけた少女は車を止めるように指示し、男は渋々その命令に応じることになる。その日は決別したものの、あくる日には、置き忘れた商売道具であるアコースティック・ギターを取りに来ることで、2人の再会が繰り広げられる。

「何が孤独なのか知らない。知ってても忘れた」という哲学的な台詞からも察せられるように、今作は愛の意味もわからず達観した初老の男が、若い女性と出会い、本当の愛に出会うという広義な意味での「メイ=ディセンバー・アフェア」モノとして記憶される。一度は決定的な別れをしたものの、警察に補導され「彼の姪」を自称した女の嘘をフランクは受け入れる。海のない田舎町からサンフランシスコにやって来た夢見がちなヒロインは早朝4時、初老の男に「海が見たい」とねだる。無理して向かうサンフランシスコの滑らかな海、ミシェル・ルグランのスコアが流れる中、海辺ではしゃぐ男と女は年齢の壁を超えている。やがて助手席で遅い眠りについたヒロインを、フランクは優しく抱きかかえてベッドに寝かせる。思えば今作はヒロインの早朝の目覚めに始まり、恋愛の機微を伝える重要な場面には常に眠ること-起きることの反復が横たわっている。友人に私に海をくれたのと屈託無い表情で伝える少女の仄かな恋心。ベルボトムのジーンズにブラウンのニット、カウボーイ・ハットという出で立ちから、ブラウンのコーデュロイの上下、インナーに暖色のタートルネックを合わせるヒロインの姿は、貧しいヒッピーの少女から大人なサンフランシスコの女へと少しずつ変貌を遂げる女心を暗喩的に伝える。不倫願望渦巻く知人の痴話話には流石に40年の時代の流れを感じるものの 笑、『ダーティハリー』同様に、『荒野のストレンジャー』をさりげなく映した映画館の場面のイーストウッドの茶目っ気が可笑しい。

サンセット大通りでの出会いの場面にも明らかなように、今作が同じウイリアム・ホールデン主演の『サンセット大通り』にオマージュを捧げたものであるのは想像に難くない。戦後長らく低迷したものの、サム・ペキンパー『ワイルドバンチ』の大ヒットで一躍スターダムに返り咲いたホールデンにイーストウッドは主役の座を譲り、自らはカメラの裏側へ退いた。時代は『ダーティハリー』の大ヒット後、イーストウッド主演作を求めたはずだが、その機運に2枚目スターはあえて裏方に徹する道を選ぶ。処女作『危険なメロディ』同様に、スーパースターがよりによってこんな題材を選ぶかという作品だが、ドン・シーゲルとセルジオ・レオーネを生涯ただ2人の師と仰ぐ男は、『恐怖のメロディ』でヒッチコックを模倣し、今作ではビリー・ワイルダーの洗練された大人の上品な世界を積極的に模倣している。西部劇でそのキャリアをスタートさせたイーストウッドには、自らが1950年代ハリウッドの正当な後継者としての自負と共に、ベトナム反戦時代のヒッピーに共感し、何者にも捕らわれないホンキー・トンク・マンの精神が息づいていた。不幸にも今作は日本で唯一のイーストウッド作品で劇場未公開作として記憶されるが、3作目にして自らの傷のつかないフィルモグラフィよりも、あらゆるジャンル映画を受けて立つ姿勢を見せたクリント・イーストウッドの気概は、あらためて賞賛されねばならない。ヒロインのむき出しの乳首により、R指定をくらった今作はイーストウッド監督作品として低調な興行収入に終わった。今作のトラウマがやがて22年後の『マディソン郡の橋』の大ヒットに結実したのは云うまでもない。
クリント・イーストウッド監督第3作目は
初の監督専念作で本格恋愛映画
唯一の本邦劇場未公開作品
(一度だけテレビ放映されたらしい)

枯れ専の概念が無い時代の
超歳の差ラヴロマンス(←冗談ですよ)

イーストウッドはカメオ出演で画面の端にチラリ(ヒッチコック式)
主演カップルが観る映画は[荒野のストレンジャー]と遊び心(^^)

天真爛漫なヒロインに翻弄されるオッさんが愉快
チグハグした掛け合いが楽しい

最初は違和感しか無かったのに
いつの間にやら心の一部に…
惹かれるほどに迷いが生じる
本気だから怖くなる

歳をとるほどに周りの目や未来が恐ろしい

神レベルにポジティブなヒロインが魅力的
イーストウッド作品じゃなくても名作だと思う
ちょっと都合良すぎるとかは禁句だ

〈余談〉
ヒロイン役のオーディションでソンドラ・ロックも参加したらしい
___________________
イーストウッド監督・マラソン
とりあえず今回はここまで☆
See you again!
【 この世界に、大人なんかいない。
歳をとった子供がいるだけだ。 】

これ クリント・イ-ストウット" 自身が出演しなかった
初めての監督作なんやけどさ、知っとる?😏フフフ
(←監督に専念したんやってさ。)
え、知らん?😦 それもそのはず、だって本作...
監督作で唯一の "日本未公開作品" なんやぞmovie!!
そして音楽がミシェル・ルグラン。
雰囲気に合ったしっとりした美しいメロディー🎶
にも注目🎯٩(๑❛ᴗ❛๑)۶



天真爛漫な17歳のヒッピー少女♀ブリージー👱🏻‍♀️と、
孤独で裕福な初老♂フランク👱🏼‍♂️がおくる
年の差恋愛story❣️🤓📚
ブリージーの純粋で、自由な生き方に徐々に
惹かれていくフランクの様子を描いております。
ただこの年齢差...
一歩間違えば、、🚨逮捕!タ・イ・ホ〜!やでww
コッチコイ(・_・ )=----C(o_ _)o.....ズルズル

||Φ|(・|・|)|Φ|| ガシャン!!... ←これな。笑



とりあえず出だしでヤラレタ...(//・ω・//)
ケイ・レンツという新人の小娘。魅力全開❣️
10代の頃のヒラリー・スワンクだよ!って
言われたら納得してしまうかもしれないほど似よる
( ¯•ω•¯ )

そんな小娘が、体型からは想像が出来ないほどの
綺麗な果実を無造作にさらけ出しております!!
(´⊙ω⊙`)ホワッ!!! ...アッチョン フ"リケッ!!! って感じよw
このようにチラ見程度で確認済みでございやす🙇‍♂️
←ホントはお目々ぱっちりでした( ´•ᴗ•ก)ヘヘ
だって男の子やもん。笑

まぁ内容としては可もなく不可もなく、
特に何事も起こらずにしみじみと流れていきます。
ただ流石ウッド君😏✨
年の差とか恋愛映画を撮らせると、
どの作品も一味違くて深いというか、
描き方が面白いと感じさせる。
本作は観る人によっては "佳作" やとおもうよ🤗🌻
黙って服を脱ぐふたりのシーンを観たときは、
おいおいマジか⚡️(º ロ º๑)!!!とおもったけど、
優しいキス止まりで終わるからホッとした☺️笑


ウッド君 fan! なら一度は観ておくべき作品❣️
彼の後の作品「マディソン郡の橋」が良かったと
思った方は是非ご鑑賞を!!🤗🌈




P.S.
監督に専念して自身は出演しなかったとか
聞いてたけど、ちゃっかりカメオ出演しとるし!笑
白い服を着た人物は全員怪しいとおもえ!!((٭˚̄⺣̱˚̄)

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