記念すべき「幽幻道士」ラスト作品。 中国を舞台としたアクションホラーコメディ。台湾映画。香港映画の霊幻道士とは全く別物。
続編に見えて続編ではない。
これは私が思う考察なのだが、次元が異なる幽幻道士マルチバース!
( )が前作と異なる点、考察も入る。
①=幽幻道士、②=幽幻道士2、③=幽幻道士3、④=幽幻道士4、(来)=来来!キョンシーズ、⑤=新・幽幻道士 立体奇兵、(少)=霊幻少女 帰ってきたテンテン、
【ストーリー】
90年代を彷彿とさせる小室哲哉の様な曲がオープニングに流れる
(血迷ったか幽幻道士)
深夜金おじいさんの義荘(自宅兼霊廟)
テンテンの寝床に父親らしき人が
(「テンテン」は1代目①②③④(来)出演、⑤で「チェンチェン」が不評だったのか(少)で復活)
テンテン目が覚める父親だと気付き空を飛び追いかける
(空を飛ぶってまるで新桃太郎)
(テンテンの衣装は①②④(来)白をベース、③黒をベース、(少)ピンクをベースに作られている)
森の中を探しまくる
木の精霊の根っこにがんじがらめに合うテンテン
木の精霊に食べられそうになるテンテン
いきなりのアクションで反撃
木の精霊テンテンの法術で退散
いきなりのキョンシー出現
桃剣で対抗するも歯が立たず
テンテン首を絞められたところで
夢オチ
(ここからテンテンの衣装は(少)青をベースに作られている)
テンテンを起こそうと思って体を揺すっていた「まるちゃん」
(「まるちゃん」義荘に一緒に住んでいる同居人、嫌味なやつ)
キョンシーと間違ってグーパンしてしまうテンテン
亀を踏みそうになったまるちゃんにスリッパを投げ転倒させる
亀は助かったがまるちゃん災難
部屋から出ようとしたまるちゃん亀に滑ってトンボと激突
(「トンボ」は前作からの続投③④⑤(来)出演)
法術部屋に金おじいさん
(前作より格段に豪華になっている法術部屋)
ご開祖さまがお生まれになった日お祭りをしないといけない
金おじいさん仕来たり通り真似をする、テンテン、まるちゃん、トンボ
途中からコメディ
「ジョニー・B.グッド / チャック・ベリー」楽曲風に合わせ、腰振りダンス
腰を痛めた金おじいさん
テンテン、まるちゃんに連れられて退場
トンボご開祖さまの骨壷掃除
掃除中オナラが出てしまう
怒ったご開祖さまカンチョウ
笑うご開祖さまの無数の骨壷
掃除中に封印された箱を見つけるトンボ
誤って封印を解いてしまうトンボ
中からリンダンが出て来てトンボと格闘
(「リンダン」悪戯好きの精霊、①②特殊霊魂に似ている)
ご開祖さまの骨壷で攻撃されフルボッコに合うトンボ
テンテン助太刀参戦
何とかリンダン再封印に成功
まるちゃんの悪知恵のせいでテンテン、金おじいさんに叱られる
銀満屋、金おじいさんを訪ねて登場
まるちゃん銀満屋おもてなし
テンテン、まるちゃんをギャフンと言わせる為にトンボに霊魂離脱の法術を掛ける
トンボのイタズラまるちゃん炸裂
そこへ「リンダン」封印を解きトンボの体に乗り移る
トンボ(リンダン)vs テンテン、まるちゃん、銀満屋
まるちゃん、銀満屋フルボッコ
トイレから帰ってきた金おじいさん
トンボの体からリンダン取り出す
トンボ自分の体に戻り一件落着
安镸の町では中元節(お盆)
町の人々中元節(お盆)の準備中
金おじいさんの義荘(自宅兼霊廟)でも中元節(お盆)
夜、町の中を幽霊が徘徊
テンテン、トンボ幽霊を見るため夜の町に
(ここからテンテンの衣装は(少)赤紫をベースに作られている)
トンボお供え物を食べようとする
トンボ、幽霊とお供え物を取り合い
腹いせに爆竹を投げつけるトンボ
トンボの行いを悪く思ったテンテン
トンボを懲らしめるため爆竹を体中に巻き付けて着火
(テンテンやりすぎ)
提灯に灯をともして幽霊の道案内をするテンテン
1人取り残されている事に気付くテンテンとトンボ
生前の恋人を追い求め現世をさまよう霊魂の「蘭姫」だった
蘭姫を追って、西洋風の重々しい甲冑に身を包み独特の形状の三叉槍を持つ「鬼王」登場
テンテンとトンボvs鬼王
かなりド派手なアクション
テンテンピンチ
金おじいさんvs鬼王
ド派手なVFXアクション
鬼王退散
(なんだかチャイニーズ・ゴースト・ストーリーぽい)
可哀想と蘭姫を義荘(自宅兼霊廟)に連れて帰る
次の日、蘭姫を成仏さすためご開祖さまの法典を探すテンテンとトンボ
ご開祖さまの法典を見つけ出すテンテン
蘭姫を成仏させないよう邪魔をするまるちゃん
法術を使って成仏させようとするテンテン
法術失敗
義荘(自宅兼霊廟)周りが封印され外に出れず
金おじいさんが昔話を語る
ご開祖さまに二人の弟子がいた、金おじいさんと「クマラ」
クマラは魔界との契約で得た妖力を源とする法術で、ご開祖さまの孫娘を奪おうとしていた
ご開祖さまに計画を見破られたクマラは破門となった
ご開祖さまはテンテンの父親と孫娘を結婚させた
クマラは恨みを懐き妖力で魔境を作り出しご開祖さまを殺害
金おじいさんとテンテンの父親は奥さん(孫娘)を護りながら身を隠した
テンテンの母親はテンテンを産んだあと難産で命を落とす
ご開祖さまは死ぬ間際予言した孫娘が産んだ子がクマラを倒す
テンテンの父親は二つの宝を探しに旅に出ている
二つの宝をテンテンが手にした時、クマラを倒す
金おじいさんの昔話が終わった途端、クマラの追ってとの戦闘が
ものすごい数のクマラの追っ手
金おじいさんの法術炸裂
トンボが囮に義荘(自宅兼霊廟)に残り
金おじいさんとテンテン、まるちゃんは身を隠くす旅に出る
(ここからテンテンの衣装は(少)白をベースに作られている)
金おじいさん達、妖力により町から出られず
トンボの残った義荘(自宅兼霊廟)に戻る
トンボの貼った罠に掛かる金おじいさん達
そうこうしているうちにクラマの魔界の四天王、風魔(風)、水龍(雨)、雷神(雷)、電光(電)が登場
苦戦する金おじいさん、テンテン、トンボ、まるちゃん
トンボを庇いにまるちゃん死亡
(まるちゃん口から吐血ガク!)
トンボご先祖さまの灰を浴びてパワーアップ強化
トンボvs魔界の四天王
魔界の四天王フルボッコ
クマラの配下、文臣(青衣装)武将(赤衣装)登場
トンボvs文臣、武将
トンボ取り押さえられたところ
ラスボス、クマラ(鳩摩羅)登場
トンボ、クマラの法術で操られテンテンを桃剣で一突き
流血するテンテン
(テンテン口から吐血)
金おじいさんどうすることもできず
テンテンを庇ってトンボ死亡
テンテン、トンボの魂を亀に
金おじいさんvsクマラ
金おじいさん瀕死
金おじいさん最後の力を振り絞りテンテンを転送
クマラの法力を10年封印
クマラ、金おじいさんを法術で火炙り
義荘(自宅兼霊廟)ごと焼き尽くす
焼き落ちる義荘をバックにテンテンの顔が浮かびナレーションが入る
「おじいちゃん、トンボ、まるちゃん、お父さんの2つの宝を手に入れて必ず敵を討つ」
エンドロール
80年代の洋楽で流行ったロックバンドみたいな曲が流れる
劇終
アクション ★★★★★
サスペンス ★★★☆☆
ヒューマン ★★★★★
SF ★★★☆☆
コメディ ★★★★☆
まったく幽幻道士シリーズの続編でもリブートでも無くなった。
※①②③④⑤(来)の類似する点がまったく無い。お馴染みのキャラは金おじいさん、テンテン、トンボのみでキョンシーも3分程度の登場のみ。ストーリーの根本的な流れは全く別物になっている。
香港映画の霊幻道士とは全く別物なのに、今作のタイトルに「霊幻」が入っている。
全くどうかしてるのか!幽幻道士シリーズなのだから「幽幻少女」にするべきだった。
制作会社側の意図する事が完全に分からなくなった。
見終わった後モヤモヤ感が残るのでよければ見た方がいい◎
それ以外の方は見ない方がいい✕
完全に幽幻道士のファンを突き放した。幻の続編があったが制作会社の倒産で作れず終い。これ以上の儲けもないと判断、他の制作会社が版権を買うことも無くシリーズは幕を閉じた。
製作者側が意図してないにしろ、次元が異なる幽幻道士マルチバース化に作品はなっている。
話の続きが作れるのだったら、本作の最後にテンテンはどこかに転送された設定なのだから、それぞれのシリーズの平行世界に移動し、歴代のテンテン、スイカ頭、チビクロ、デッパ、チビトラ、アンアン、チェンチェン、ミミ、親方、長三道士、仙人ジジ助、浩雲、ベビーキョンシー、妖精ミミ、安道士、青龍、シシ丸、盛天文、マーボおばさん、を集め「テンテンアベンジャーズ」を結成し、クマラと魔界の四天王、文臣、武将と対決する話にすれば面白いものができそうなのだが、それも夢物語か…
※幽幻道士1・2・3・4・来・5の詳しい内容(ストーリー)はそれぞれの作品のレビューを、幽幻道士1はレビューの「コメント欄」に入力しましたので興味ある方はご覧ください。
①鑑賞年齢20代(学生)
②心に余裕鑑賞あり
③思い出補正あり
④記憶曖昧