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クリス・ヘムズワース CA$HのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

クリス・ヘムズワース CA$H(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2024/02/04鑑賞。61点。
安っぽい映像で淡々と進む作品ではあるが、良作。
いわゆる"負け組"だった夫婦が1人の犯罪者と出会ったことから、妙な自信をつけていく・・・しかしそれは"勝ち組”になったわけではない。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
シカゴ。
約62.5万ドルとの大金を奪った強盗のリーゼ(演. ショーン・ビーン)と相棒は、警察とカーチェイスを繰り広げる。
相棒は射殺され、リーゼは逮捕される。
リーゼは逮捕される寸前に、金が入ったアタッシュケースを橋から投げ捨てていた。
留置所に収監されたリーゼは、双子の兄弟・パイクを呼び出し、金の奪還を命じる。

手がかりは、橋の下を通っていた車種がステーションワゴンであることと運転手が白人男性であることだけ。推測の域だが、車が傷ついたので運転手は現金一括で新車を買うだろう。
パイクは、この3つの条件に当てはまる人物をしらみつぶしに訪ねていく。

アタッシュケースを拾ったのは、家賃の支払いにさえ困るサム(演. クリス・ヘムズワース)という男だった。
サムと彼の妻・レスリーを訪ねたパイクは、2人が7万8298ドルを使ったと知り今手元にある分を回収、その後7万8298ドルまで返すように求める。

新車を売り、銀行から住宅の修繕ローンを借りても7万8298ドルには届かず、強盗をすることに。
サムとレスリーが個人経営の店を何件も強盗し、パイクが運転手役。
店主を脅すための銃を渡されたサムだが、中身が空砲なのは分かっていた・・・そのため、パイクに監視されていない隙に密かに銃弾を手に入れる。

15件以上の強盗を重ねても金は揃わず、サムは銀行強盗を提案する。パイクは反対するものの、サムに押し切られて決行する。

サムとパイクは銀行を襲って金を手に入れ、いつもの手順でパイクが車を運転して逃走する。後部座席に座るサムは、弾を込めた銃をパイクに突きつける。
揉み合いの末銃が暴発し、パイクは死亡。廃車場の係員を買収して、死体を乗せた車を跡形もなくスクラップする。

サムとレスリーは奪った金を1セントの誤差もなく全ての店に返金し、元の生活に戻る。

一方リーゼが、証拠不十分で釈放されたところで作品は幕を閉じる。
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