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ねぼけ
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目次

ねぼけの作品紹介

ねぼけのあらすじ

うだつの上がらない落語家/三語郎と、取り戻せない過去に生きる女/真海を中心に、人生から逃げまどう大人たちを描いた笑いと涙の群像劇。

ねぼけの監督

壱岐紀仁

原題
製作年
2015年
製作国・地域
日本
上映時間
111分

『ねぼけ』に投稿された感想・評価

トト
5.0
何がダメで、何が良いのか。
生が喜びで、死が悲しみなのか。

日常に潜む無常をテーマに掲げた意欲作。

部屋を間引くカーテン、客席とステージ、舞う父と見つめる娘。
そして、黄泉を思わせる波打ち際。

決して二分出来ない人のイトナミが驚くほど丁寧に綴りあげられている。

登場人物すべてに注がれる赦しにも似た柔らかな映像がいつまでも心に残る。
まるでねぼけ眼に映る美しい世界のように。
伝統芸能における女の役割とは、創作者の位置には立てず、捧げられる身体として存在を許されることがほとんどだったであろう。

本作はそこに自覚的であっただろうか?女性が芸のために消費され、すり潰され、最後には「芸の一部として死ぬことが正しい」みたいな語りがうっすら前提として乗ってる。

その古びた価値観を若い監督が内面化して「どうです、尊いですよね」って皿に乗せてくるのがしんどかった。問題提起するでも反転させるでもなく、伝統芸能という言葉でラッピングして感動のフリをする。

『国宝』が(不十分といえど)キャスティングである程度その領域に踏み込もうとしているのに対して、本作はあまりにも無邪気である。

死に向かう場面だけじわっと彩度が落ち、極限としてモノクロへ沈む視覚設計は良い。全編、人物の顔をとにかく捉え続ける映画で、友部さんの圧迫感あるフィジカルすら画面は飲み込んでしまう。

人物の顔と関係性を凝視する映画としての強度は確かにある。でも、その凝視が誰の視線なのか?冷たく考えこんでしまう作品だった。
3.6
肯定しか存在しない世界の進化論。

落語は何も否定しない、自然界がそうするように。己の無様さをみつめているだけでは、いつまでも否定は生まれない。

だからこそ無様なのだろう。だからこそ落語に生きるのだろう。

私利私欲の果てに潜む共同性をつかみとってしまったとき、彼は己を否定的媒介にして飛び上がってゆく。

死ぬこともせずに飛び上がってしまった。

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リスタート

上映日:

2021年07月16日

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上映時間:

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監督

脚本

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配給:

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103分
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