しゃべれども しゃべれどもの作品情報・感想・評価

「しゃべれども しゃべれども」に投稿された感想・評価

Boss2054

Boss2054の感想・評価

4.8
もう、12年も前の作品だが、決して古びた感じもなく充分に鑑賞に耐えられた。
年月がその作品の価値を証明するト云う素晴らしいサンプルかも知れない。

落語をテーマにした物語だが、
落語界に留まらず、落語を通してその周辺の人々の成長ぶりを描く。
その周辺の人々が、
小学生のいじめられっ子、
話し下手な野球解説者、
美人だが無愛想なクリニーング店の店員など、市井の人々なので、
私たち観客の共感度が高い。
落語を通してコミュニケーション下手な人々が少しずつ少しずつ成長していく姿が微笑ましい。
そして彼らが主人公の落語家を通して、
いつのまにか仲良く、
つまりコミュニケーションが取れるようになって行く姿をごく自然に描く。
そして、おそらく、もっともコミュニケーション下手だった主人公が、
彼らに落語を教えるコトを通して、
もっとも成長する。
ト云うのがコノ作品の肝だろう。
主人公を演じる国文太一くん、
脇を固める松重豊さん、
ヒロインの香里奈さん、
八千草薫さん、みんな素晴らしい。
中でも、主人公の師匠を演じる伊東四朗さんは本物の落語家のようだ。
そう言えば、過日、伊東四朗さんが、
コノ作品のために30分くらい落語を披露したが、3分くらいしか採用されなかったトこぼしていた。
見えない努力が作品を支えているのだ。
しかし、その成果は、充分に見えている。
「江戸まち たいとう芸楽祭」の「寄席xまちかど映画会コラボ企画」で、映画に登場する東洋館で鑑賞。
上映後に林家三平師匠と原作者・佐藤多佳子さんのトークショーがあったが、佐藤さんが原作を書く切っ掛けとなったのが森田芳光監督の「の・ようなもの」であることとか、原作のラジオドラマ版で三平師匠が二ツ目時代に主人公を演じたこと等のエピソードが紹介されて興味深かった。
このような背景があるせいか、12年前の作品だが古びた感じはなく、頭打ち状態に陥っている登場人物達が落語を通して現状を打開しようとする姿に笑いながらも共感してしまう。
三平師匠もトークショーやその後開催された演目で話していたが、二ツ目は前座時代と違って時間に拘束がなくて自由だが、自分で落語の仕事を見付けて稼がないとやっていけない。
それは長い下積みを経て師匠と呼ばれる真打になっても、芸を磨き、観客にウケなければ高座に上がる機会も減ってしまう。
この作品では、ユーモアを交えて落語という芸の道の厳しさの一端を垣間見せながら、二ツ目になったは良いもののそこからイマイチ目の出ない主人公・古今亭三つ葉、夫々、ある理由で三つ葉に落語を習うことになった世代も性別も職業も違う三人、十河五月、湯河原太一、村林優が、自分を表現することが下手で行き詰まっていて、それを皆で打開しようという前向きさが落語愛と共に伝わってくる。
映画では古典落語の「まんじゅうこわい」と原作とは違う「火焔太鼓」が演目で取り上げられていたが、それらが効果的に作品に抑揚をつけていて、落語初心者にも分かり易い内容になっている。
トークショー後に三平師匠の落語を鑑賞したが、改めて人気テレビ番組「笑点」だけでは味わえない、寄席で生で聞く落語の魅力を実感した。
ぽてと

ぽてとの感想・評価

2.6
これがタイガー&ドラゴンですか。
そんなに落語の上手くない国分が社会不適合者と小学生に落語を教えて発表会をする話。
MiYA

MiYAの感想・評価

3.8
原作が好きだったんですけど、キャスティングが予想外によかったです。国分くんが粋な噺家を好演。ツンデレな香里奈もハマってました。

ストーリー的にはせっかくの「落語」という素材を生かしきれてない気がしますが、不器用で生きづらさを抱えている3人が少しずつ前向きになっていくというストーリーは、ドラマ性は希薄ですが暖かい気分にはなります。下町の風情を感じさせる映像も心地よかったです。
joker

jokerの感想・評価

3.0
題材は面白いし、
キャストも好演だった。

だが、編集が少し雑な印象を受け、
勿体ないと感じてしまった。

松重 豊さんがタバコを拾う様は、
切なくなって胸が苦しかった。
良い意味で期待を裏切られて、面白かった。というのも「落語」そのものがメインテーマなのかと思っていたけれど、そうではなかったから。落語家の話し方教室を通して、人間の繋がり、交わりが描かれていて、それが良かった。仮に、「落語」をメインにした映画があったとしても、それはそれで面白いだろうけれど、この映画はこれで良いのだと思う。原作の小説があるみたいだから、それ自体が良い作品なのかな。
mppo

mppoの感想・評価

3.4
落語に興味があってと言うより、
ゆずが主題歌を担当するので観た記憶が。

落語の楽しさが理解できた今、再度いつか観直したい。
tori

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3.5
随分あっさりした映画

舞台の一部となっている浅草演芸場で落語観た事もありすんなり観れた
ザン

ザンの感想・評価

3.5
関西弁子役の甲高い声が耳に残る。太一も上等に噺家してたが、同じTOKIOの長瀬出演がやったテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」の方が映像を交えたりで落語の面白さは伝わっていた。
mura

muraの感想・評価

2.5
「落語」や「困難に立ち向かう」っていう題材はすごく好きだが話の展開や心情の変化が雑に感じていまいち心に響かなかった。
国分太一や八千草薫、関西弁の子役の子など役者はいいと思うけど、あの落語教室でそれぞれ何を学んでどう成長したのかあんまり分からなかった。

松重さんの野球選手は若干無理がある気がしたし、解説者として活躍するのかなって思ってたから最後は意外だった。
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