8歳で癌に侵されている主人公のタイラー。神様への手紙を毎日書き続けていて、彼の手紙を受け取った郵便配達員のブレイディはタイラーと彼の家族と交流を深めていく実話ドラマ。

大病に蝕まれながらも明るさを失わず、笑顔で誰とも接するタイラー。彼の前向きな姿を通じて周囲の人々も希望を見出だしていきます。

彼を献身的に看病する母親のマディと兄のベン。幼馴染みのサム。そして飲酒運転をしたことで息子から引き離されて、孤独に苦しみながら日々を過ごす郵便局員のブレイディ。彼らにとって毎日を強く生きるタイラーの姿が希望の光となっていく様子が感動的でした。

結末も分かっているし、話の流れも予想の域を出ませんが、健康で楽しく過ごせる日々の大切さを改めて見直させてくれます。

劇中歌も良い曲ばかりでセンスの良さが感じられますし、重いテーマを扱いながらも温かさを損なわない見やすい作風も素晴らしかった。ちなみに母親のマディ役であるロビン・ライヴリーはあのブレイク・ライヴリーの姉というのも密かな注目ポイントです

日本では未公開作だからかマーク数があまりにも少ないのが残念。誰が見ても心に響くものがある作品だと思います。同じようなテーマの作品である「100歳の少年と12通の手紙」が好きな方ならまず間違いないでしょう。

DVDのラベルの綺麗さに惹かれた。
神様って見えないし無宗教だからこういう信仰心が混じる作品って感情移入できないんだけど
見えないからこそ、信じることができて、信じているからそばにいてくれると確信できるのかな？
周りとの繋がりとかお祈りとか自分もそういう環境の中で育ったらもう少しピュアだったのかしら（笑）
お母さんも兄ちゃんも配達員もおばあちゃんもサムもアレックスもみんな暖かかった。

外国映画を観ててよく思うんだけど「神に祈れば救われる」とか、信仰心のない俺にはちょっと分かんないんだよな。神が居なきゃこいつら生きていけないんじゃないだろうかって思っちゃう。
そこを気にしなければ良いお話。