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レポマンのHKのレビュー・感想・評価

レポマン(1984年製作の映画)
3.3
冒頭、不審な車を止めた白バイ警官がその車のトランクを開けると、怪しい発光とともに全身が骨になり焼失! え、コレSF映画?
レポマンとは、ローン未払いの車を勝手に回収する取り立て屋のこと。
〇〇マンで、マンがつくからといって変身したり超能力で戦ったりはしないハズ・・・
なのにSFなの?

SFでした。
B級アクションSFとでも言いましょうか。
舞台は1980年代のロサンゼルス。
バイトをクビになりブラブラしていた主人公は、ある男から声をかけられレポマンとして働くことに。

主役は若き日のエミリオ・エステベス(当時22歳)ですが、まだ売出中だったせいか、クレジットはなんとハリー・ディーン・スタントンの名前がトップ。
スタントンがクレジットのトップなんて、他には数少ない主役の『パリ、テキサス』か『ラッキー』くらい?

スタントンはエステベスをレポマンに引き入れ、行動をともにする先輩の役です。
で、この辺にはなんのSF要素も無いんですが、その後で高額の懸賞金付きの車(冒頭の車)を追うことになり、政府の怪しい防護服を着た連中との争奪戦に。
いったい例の車のトランクの中身とは・・・

アレックス・コックス監督(『シド・アンド・ナンシー』)のデビュー作。
名前だけは聞いたことありましたが、この人の作品は今回が初見です。
間違いなくB級ですが・・・嫌いではないテイストです。
カルト・ムービー化しており、一部で絶大な人気作品。
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