悪魔

密林の女刑務所に送られたアメリカ人女性ジェフは、そこで同じくアメリカ出身のサンディやストークと出会う
その刑務所では、女看守のアラバマが女囚たちに激しい拷問を繰り返していた
酷すぎる仕打ちに耐え切れなくなった彼女たちは、ついに脱走を図るが……

B級映画の帝王ロジャー・コーマン製作による女囚シリーズ第2作

拷問がグレードアップ
描写がなかなかでした

ヤク中毒
性格もいろいろです

ツッコミ所は満載

終盤は川から船へ

パム・グリアが怖いです

拷問色はそこまで濃くないけど、約80分の中に女囚モノから連想されるあらゆるシチュエーションが大体全部詰まってる。見応えあった。
2021-37

【パム出世する】

なんとなく女囚まつり開催中。パム・グリア出演の女囚コーマンムービー、3部作第2弾。

舞台は前作『残酷女刑務所』と同じフィリピンだが、前作ついでの勢いで、便乗ロケしてデッチ上げた気がして仕方ない。監房のセットもどうやら同じだし。ま、コーマンだしねー。

監督はジャック・ヒルに代わり、ジェラルド・デ・レオンという人。フィリピンのベテラン監督らしい。当然、映画のタッチも変わっていて、より勧善懲悪寄りになった。

米女が比男に騙されるが、最後は比男に助けてもらう構図。狙ったのか？なわけで、フィリピン人の出演率急激アップ！所々、かの国映画と見紛ってしまふ。

パム姐さんは前作で、あっけない結末を迎えてしまい、今度はその復讐に燃えたものか、囚人から鬼看守に出世しています。見た目ほどドSでないのが残念。

前作より拷問装置がグレードアップし、過激な女囚いぢめが数少ない、前作との差別化になっているぞ。ナイフ投げの的か！みたいにまわーる磔台や、床がじじと割れ起動する股裂いて股焼き機、など魅せる設備が拡充！

勿論女囚は全裸デフォ。いっそ金取り見世物化すれば、刑務所の運営も助かるでしょうに。

他の差別化は、蟹工船ならぬ女売船の登場と、脱走サスペンスの強化でしょうか。刑務所の外に出るのが増えた分、トロピカル度アップ！

何故か、主役の美貌がびみょー。室井滋のちょび美人版みたいな。まあ、騙され易い見た目は合ってます。

可笑しいのが、前作で生き残った女囚がちゃっかり続投していること。ロケ撮影続投で、たまたまスケジュール合ったのかな？その脇役の方が美女というこの不思議。

なんだか、フィリピン版『太陽にほえろ』みたいな趣もありますね。

でも、よっぽどのパム姐さん好きくらいにか勧められませんね…彼女のブラックビッグパイは当然、健在です。

<2019.7.9記>