女囚さそり 701号怨み節の作品情報・感想・評価

「女囚さそり 701号怨み節」に投稿された感想・評価

tomo

tomoの感想・評価

2.5
Huluにて鑑賞。ラストを含めツッコミ所満載ながら、梶さんの目力だけで成立している作品w
Ukosaaan

Ukosaaanの感想・評価

3.0
さそりシリーズ完結編。
さそりは変わらぬが監督が変わるとこうも違うものか。だいぶ刑事ドラマよりになって奇抜な演出は控えめ。田村正和が何言ってるかよくわからないのと、彼のチン◯はとろけてるそうです。南無。

このレビューはネタバレを含みます

さそり最終章・・・全員ヘナチョコ

MVPは田村正和。
カッコだけのダメ野郎を熱演してますね!

元々無法地帯だった「さそり」を梶芽衣子が逆指名した長谷部安春監督が自由に作った映画。
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いいえ、私は~さそり座の女~♪
お気の済むまで~笑うがいいわ~♪

「さそり」と聞き、美川憲一が脳内再生されていた自分であるが、映画しょっぱなに流れた、この映画のタイトル曲であり、女神 梶芽衣子様の代表曲「怨み節」がめちゃくちゃ良い歌で震えた。脳内から美川憲一が自分のことを流し目で睨み付けながら、立ち去って行った。

「女囚さそり」。女神の当たり作で、シリーズ化するほどの人気作。よくもまぁこういうのが流行ったよなぁ、と昭和のフレキシブルさに感心。

そもそも女神扮する松島ナミ(さそり)が逮捕されていて、監獄で女囚としての話が繰り広げられるのかと思っていたら、そうではなかった。シャバで息を殺してひっそり暮らしているのを警察が必死に追い回す所から映画はスタートし、話の途中でさそりは捕まって女囚になる。本作では最初さそりは、結婚式場で衣装の用意とかする仕事をしていた。

さそりが警察に終われる罪状は、「警官8人殺し、脱獄3回」という犯罪オリンピックで女子日本代表に選ばれそうな罪歴。警官ばかり殺しているというのも、反体制的で意味深。

完全無欠の冷酷な殺人鬼みたいな女性なのかと思っていたが、そういうわけでもない。警官や男性に対して刃物を迷いなく振りかざし、切ること・刺すことに一切躊躇しないサイコパス感を有しているが、タイトルに「女囚」とある通りやっぱり捕まってナンボの主人公。自分のヘマで逮捕されるというよりは信頼していた人間に裏切られて逮捕される感じ。

本作では、革命軍の残党みたいな古畑任三郎がさそりを裏切る。最初笑うのが、古畑のチ○コをストリップ嬢が触るのだが「とろけてる!」と叫ぶ。どんな状態やねん。真相は警察からの拷問で熱湯を股関にかけられたという過去のためであった。でも、古畑はさそりと寝てるんだけど、どゆこと?

さそりは古畑任三郎と布団を共にして身体を許すくらい信頼していたのに、さそりを逮捕したい悪徳刑事が古畑に対して、おっかさんによる泣き落とし攻撃を用いたため、古畑は涙を流して今泉くんを…さそりを刑事に売る。

大勢の刑事に取り押さえられる中、さそりはカッと眼を見開き「(古畑任三郎に対して)…私を裏切ったんだね。」と般若顔。

逮捕されてさそりが収容されたのはキリスト系の女子高みたいなミッション感ありの女性刑務所。看守も所長も女性であるが、基本的にみんな女囚達をメタくそにいじめる。女性看守達は白人男性のポルノ雑誌を観てはニヤニヤしている。女囚達は女囚達自身の手で絞首台を磨くというのもどぎつくて面白い。

そんなクソみたいな刑務所の中、ある一人の看守だけは菩薩心を持っており、女囚達の犯した罪は消えないが、悔い改めれば、仏さんか神様か何かがきっと救済してくれます、という聖母達のララバイ的キャラ。この岩崎宏美(岩崎宏美ではない)がさそりと初めて会った時、誇らしげに言う。
「~号のイナガキさんは死刑囚であるが、仏の道に目覚めてから、心の平安を手に入れました。あなたも頑張って悔い改めれば、きっと心に平安が訪れますよ😇」
無言のさそり。
後日、さそりは「自分の罪と向き合うきっかけとして、イナガキさんと直接お話してみたい。」みたいなもっともらしいことを言って岩崎宏美を喜ばせる。そして、死刑囚であるイナガキさんとマンツーマンで話すのだが、ここが面白い。
仏の道に目覚めてから心が平安です。死刑も怖くないです。みたいに余裕こいてるイナガキさんに向かってさそりが「あんた、4日後に死刑だよ。本当は死ぬのが怖くて仕方ないんだろ。」とはっきりした言葉を浴びせかける。途端にワナワナ震え出すイナガキさん。結局、イナガキさんは絞首台でも見苦しく暴れまくって死刑執行されていった。
穏やかだったイナガキさんの突然の変わりように驚いた岩崎宏美はすぐにさそりが何か言ったのだと気付き、さそりに向かって「あんたは鬼!」と一括。ここら辺ちょっと面白かった。

結局、死刑ではなく私的にさそりを殺したい刑事の手によって、さそりは刑務所を脱走させられることとなる。刑事との一騎討ちは笑えて仕方なかった。刑事が土手に絞首台を手作りで拵えているのであるが(この時点でヤバい)、さそりが上手いこと難を逃れ、刑事が絞り首になる。劇場に失笑が結構響き渡っていた。

これで終わりかと思いきや、さにあらず。一番殺したい相手が残っているじゃないか!古畑任三郎である。きっちり復讐のお礼参りに来たさそりを見て、古畑は微笑む。「会いたかったよ、さそり…うっ!」古畑の腹にドスがぶちこまれる。古畑は殺されるのを覚悟していた。死を覚悟していた。死にたくない~!とか見苦しい振る舞いをしないあたり古畑っぽいなぁと思った。つまんね。
さそりが呟く。「あんたを刺したんじゃない。あんたに惚れた松島ナミを刺したんだ。」

思春期に突入した16歳くらいから日常生活でほとんど喋らなくなった自分であるが、この映画の主人公さそりもまぁ喋らない。梶芽衣子様本人のアイデアらしいが、これはとても効果的なアイデア。

女囚さそり。彼女は関わる人間の「信頼」に非常にこだわるめんどくさい女であった。自分はこの女主人公を観ていると、サンボマスターの「そのぬくもりに用がある」という言葉を思い出した。


花よ 綺麗とおだてられ
咲いてみせれば すぐ散らされる
馬鹿な バカな 馬鹿な女の怨み節
fuo

fuoの感想・評価

3.2
死刑の生々しさが印象的でした。

細川俊之がなんとも嫌らしく…
その割には、彼の最後はあっけないです。そんなことある?というような。

梶芽衣子が田村正和にまで手を出しますが、彼女に、そこまで肩入れできない描写でした。

浮世離れした内容ですが、
当時の東映らしさはあります。
一

一の感想・評価

-
細川俊之の暴虐ぶりかっこいー。馬鹿馬鹿しい死に様で笑いもとっていた。もう一人の男・新左翼くずれでちんこが溶けてる田村正和も浮いてるキザ演技で笑かせてくれた。
いろいろぶっ飛んでいて面白かったです。衆人環視の中での屋外絞首刑とかすごい、拘置所の描写も今だったら多方面から抗議されそうな描写ですごいです。
正直に言ってしまえば面白かったところは現代では出来ないだろう描写がふんだんに使われているそういった部分なのかもしれないです…。
梶芽衣子さんが回想録でさそりシリーズはこれが一番気に入ってるて言ってたんで、10年以上ぶりに再見。

よく言われてるこの作品だけテイスト違いすぎる。前作まで濃厚だったドロみとエグみが薄くてさそりじゃない的な評価あるけど、確かに大雑把に言えばそうだし納得できる気もするけど、さそりらしくないとは思わない。

このシリーズは主に権力持った男に利用されたさそりの抵抗、復讐の軌跡を画く。それによって男性優位主義の虚飾を剥がしそこから現行の国体の欺瞞をも顕にする。てのが通低してて、それは見事に今作も継承されてる。
なのでおれはさそりっぽくないとは感じなかった。

ただ、さそりなんだけど東映っぽさが希薄なんだよな笑
さそりを追う冷酷無比な刑事に細川俊之、さそりの逃亡を助けて心を通わせる元学生運動革命戦士の田村正和。
この二人の男臭さや蒸せかえるような男汁がほとばしる東映特有な暑苦しさや下世話さと無縁なノーブルでスタイリッシュな佇まいは東映感0だよ笑
監督も日活の野良猫ロックシリーズの長谷部安春だし、画面も端整でモダンなんだよね。
田村正和と梶芽衣子さんだけのシーンなんて二人とも日本人離れした超絶美形なんでヨーロッパ映画みたいな風情が出まくり!パパはニュースキャスターから入ったおれは正和の韜晦系で退廃の魅力を放つ演技に毎回目が眩みそうになる。おまえそんなニヒルでかっけーのもできたのかよ!てなる笑
それと細川俊之もいい。魅惑的な低音ボイスから上品な口調で残酷なことを語り、品を失わず狂気を暴走させる。質はちがうけどレオンのゲイリー・オールドマンがやった悪徳刑事を思わせる。これも無論かっこいい。
そして何より梶芽衣子さん。続編を拒んでいたのを長谷部安春監督ならということで演じただけあって、視線の送り方、眉根を寄せるしぐさ、細かい演技全てがシリーズ中屈指の美しさ!さそりとしてってより美しい女性としての冴えが他とは全然違うんだよ💕
監督との信頼関係の強さの結果かな?

これらの要素が因果の濃いさそりシリーズの世界観とクラッシュしてさそりとしてのアイデンティティーを保ちながらもシリーズの中で異彩を放つ快作に。

でも、やっぱりさそりは女囚701号と第41雑居房のが好きかなこれより笑
梶芽衣子様の美しさ、眼力は★★★★★。冒頭とラストの黒帽子、黒コートのカッコ良さ!田村正和がもごもご何言ってるのかサッパリ判らないが、細川俊之の低音と吸血鬼エリートみたいな眼差しは凄い!ストーリーは警官隊がガンガン銃発砲したり、拘置所の取調室に容疑者の母親呼んだり、絞首台が外に設置してあったり、無茶苦茶だけど、これはマカロニウエスタンだからね。
nori007

nori007の感想・評価

2.0
梶芽衣子版の女囚さそり完結編となる今作なのだが、監督がかわってしまい今までのテイストとはまったく違う物語になってしまっていた。
前半部分は、左翼活動家の田村正和に惹かれるのだがほぼ田村正和のドラマになってしまっている。
後半に入ると紆余曲折を経て収監されるのだが、この刑務所の描写がまた酷い。ナチスの収容所風で警察による暴力やレイプなどやり放題。いくら人権意識の低かった当時としてもやり過ぎじゃないすかね?いよいよ女囚さそり登場となるのだがそれほど共感出来ないところがツライ。まあお美しい梶さんを見れたので良しとしよう。
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