平凡な主婦エヴリンが、老人ホームで老女ニニーと出会う。ニニーから語られるのは昔いたイジーとルースという2人の女性の話。
現代のエヴリンとニニー、そして話の中のイジーとルース。それぞれ女性達が主役の物語で強く生きる女性の姿が印象的だった。
社会的に抑圧された女性が力強く生きていく様が「テルマ&ルイーズ」とも似ているかも知れない。
原作は未読だけど、イジーとルースは原作では親友というだけでなく同性愛の関係でもあったらしい(映画でも2人が恋人のようにじゃれ合うシーンや相手の結婚を内心悲しむ描写はあったけれど)。
黒人差別、女性軽視という大きなテーマがあるのでそこに同性愛が加わるともっと映画長くしないと中途半端になるのかな。
現代で話を聞いているエヴリンの方もニニーの話を聞くうちに変わっていく。
デブで自信がなくて言いたい事も言えない彼女が変わっていく現代の方の物語は結構笑わせてくる。
なんてったってエヴリン役はこの映画の1年前に「ミザリー」で恐ろしい女アニーを演じたキャシー・ベイツだからね。
キャシー・ベイツにハンマーを持たせるなw
「もうホラー映画のデブじゃないわ」って台詞はちょっとメタ発言w
タイトルのフライド・グリーン・トマトは作中のカフェの名物料理。美味しいのかな？？一度食べてみたくなった。
