Growltiger

ドント・ブリーズ2のGrowltigerのレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)
3.9
前作から数年後。あの盲目の老人は“娘”と二人で人目を避けて暮らしていた。
だがある日、武装集団が“娘”を狙い自宅にやってきた。彼らの目的は!?
“娘”を守るために、盲目の老人の戦いが始まる。 


そこまで期待してなかったのに、これは中々良くできた続編!
前作の主人公達を追いかけてきた怪物のような老人が今度は主役となり、“娘”を守るために巨悪と戦うってのがもう『ターミネーター2』ですね。
老人役のスティーヴン・ラングがあれで69歳というのだから本当に凄い。

まぁ細かいツッコミは結構あるんですが(おい、犬!おい、ほっぺ!)、前作のキャラ設定を活かした新しい切り口は素晴らしいです。
盲目の老人が決して良い人で無いのは前作で知ってるものの、今度家にやって来るのはかなりやばい奴らなので、こんな時は怪物爺さんが頼もしい。
なんか少し『レオン』のようにも感じましたね。
※T2とかレオンとか名作あげましたが、期待値上げ過ぎは駄目です。

「前作が好きだったけど、なんか別映画になってるな〜」って不満ある方もいるとは思うのですが、この「悪vs悪」みたいな構図は前作とも同じなので、続編としてはちゃんと意味をなしてるのではないでしょうか?

さらに2になってグロさも倍くらいにパワーアップしましたね!?
痛い!って描写も結構あるので、個人的満足度は高いです(←サイコ野郎)。
苦手な人はちょっと注意して下さい。
娘役のマデリン・グレースちゃん、調べたら12歳らしいけど、撮影頑張りましたね...。
あぁこの“娘”ですが、誰もが思った「まずあの爺さんに“娘”ってなんじゃい!」って部分。
大丈夫、ちゃんと説明されるので。
彼女が物語の鍵です。

タイトルの『Don't Breath(息をするな)』は作中どこいったのか行方不明でしたが、観てる側は息つく暇が無かったです。

追伸
エンドロールの後に少しだけ映像がありますので、最後までご鑑賞あれ。