ぶっちゃけ、そんなに期待していなかったのですが、想像を遥かに超える質の高さでした!とにかくアクションがとんでもなく良い!アクション映画としてのレベルは相当高い映画だと思います。こんなにおもしろい映画がインドネシアから登場したことにびっくり。
前半の銃撃戦描写は激しく見応えがあるものに仕上がっていますが、驚いたことに全てモデルガンを使用していて、薬莢や発砲時の火薬の光をCGで付け加えているとのこと!使用した車両も、メイキング映像を見る限りオンボロの古いトラックを改造して自分たちで作成したようで、クオリティを上げたり面白いものを作ろうとする作りてのDIY精神が素晴らしい!
戦闘シーンは手持ちカメラを多様しており、臨場感を演出するのがとても上手くできていました。一続きの長めのカットのままカメラをブンブン動かして視点を素早く切り替えることで、その場の緊迫感を上手に引き出しているし、室内のどこに何があって、誰がどう行動しているのかも流れるように見せてくるカメラワークはとても効果的でした。
なんと言っても魅力的なのが、殺し屋軍団の2番手、マッド・ドッグを演じるヤヤン・ルヒアンという役者です。身長が低めで、一見ひょろっとしたおでこの広いおじさんなんですが、身体能力がパねえ!マッド・ドッグのキャラクターも魅力的で、めちゃくちゃ強いし、妙なオーラが出てて独特の魅力を放っています。敵を追い詰めても、最後はあえて殴り合いに持ち込み、銃は使わず拳で相手を殺すことをモットーとする狂犬ぶりは、すぐに何でも解決しようとする現代人に一石を投じるような存在(言いすぎ・・・)。
詳しくはこちらに記載しました↓
https://mokkung.tumblr.com/post/624803762334253056/