福岡インディペンデント映画祭 2019にて。
「息もできない」や「あゝ、荒野」などで知られる、監督としてのヤン・イクチュンさんが日本で撮影した短編作品。

心の傷はどうしたら癒えるのか？

二人の男女の不思議な空気と街の風景。
断片的に語られる二人のもつ過去。
一度観ただけではなかなか理解出来ないけれど、何度も観ているうちに色々と感じる事が出来そうな作品でした。

映画祭で登壇されたヤン・イクチュン監督からみた日本人と韓国人の国民性からくる演技の違いのお話が面白かったです。

例えば、いきなり頬をぶたれるというシチュエーションの時、韓国人は激昂する演技をするけど、日本人は驚いて呆けたような表情の演技をするそうで、とても興味深い貴重なお話しを聞く事が出来ました。

外国人監督☓日本人役者という組み合わせは色々な意味で面白い化学反応が起きそう。

福岡インディペンデント映画祭。監督のトークイベント付き上映を見た。

顔が変わるくだりが楽しい。映画の性質上、割と朴訥とした内容なんだけど最後に恋人同士の関係の終わりを告げられて、見てるこっちが急にしゅんとなる。
なんか思ってもなかったエモさに慌てた。


同時上映でヤンイクチュンが若い頃出演してた映画もかかってて、キャリア超初期の演技を見て照れててめちゃくちゃかわいかった。息もできないとかあゝ荒野の役とは違って、普通に明るい兄ちゃんだったのでなんかほっとした。まあ当たり前なんだけど。
上映後のトークイベントで、生シバラマ聞けた。

【2013/9/11:オーディトリウム】ヤン・イクチュンがシネマインパクトで撮った18分の短編。もどかしい二人の現実と脳内妄想、その境目のない緩やかな世界。女の子の顔が変わるシーンなんかは、脳内の画ってまさにこんな感じー！と既視感あるのに新鮮という不思議な驚き。ヤン・イクチュン=「息もできない」のイメージで観たらいい意味で裏切られた。「恋の渦」カオリ役で抜群の存在感だった柴田さんもイイです。