歩けない僕らはの作品情報・感想・評価・動画配信

「歩けない僕らは」に投稿された感想・評価

ゆうい

ゆういの感想・評価

3.5
短編映画って普段はあんまり観ないのですが、たまには観てみようと思いおすすめに出てきたこちらを鑑賞📺

リアルな空気感の中ゆっくりと進むストーリーで、いい意味で37分とは思えないくらい長編を観ている気分になれました!

ただ、ヒロインの彼氏の振るタイミングはちょっと意味わかりませんでした🧐🧐🧐

このレビューはネタバレを含みます

落合モトキさんに結構注目していて、観たかった作品。

新人の理学療法士(遥)と脳卒中を発症し、左半身不随となった柘植の話。

37分の短編作品でした。

短編だから、描けない部分が多かったと思うのですが、展開が早すぎて、気持ちがついていきませんでした。

どの仕事でもそうですが、その仕事に慣れるまでの期間って、仕事もプライベートも余裕がないですよね。

恋人が出てくるのですが、きっとお別れの展開になるのだろうなぁと思っていたら、思ったタイミングでそうなってしまったのが、残念でした。

脳卒中で人生が変わってしまった柘植。恋人もいて、部屋にゼクシィがあったので、結婚も目前だったんだと思います。

でも、半身不随になってしまった彼とそれでも一緒にやっていくというのは、現実的に考えてしまうと思います。

それを背負っていかなければいけない覚悟って、そんなに簡単には決められないことだと思うから。

どうして自分がというのは、どの病気になっても、感じることだと思います。私の場合、自分自身ではなくて、親の病気に対してよくそう思うからです。

その病気の辛さって、身近でみていても、分かってあげられない部分があるからです。

頑張っている人間に頑張れっていうのと同じです。

その人に寄り添うことは、本当に難しいことです。

柘植は、彼女に会いに行って、未来がどうなったのでしょうか?

それがすごく気になりました。

あと、主演の子、初めて見ましたが、元アイドルのようで。あまり表情が豊かな方ではないと思うので、演技の方は、これからですね。
17

17の感想・評価

3.3
落合モトキくんがみたかったのと、泣く子はいねぇがの佐藤監督作ということで鑑賞。

約40分に「喪失と今とこれから」が
過剰でもなく不足でもなく、ちょっと低めの体温位の感じであって良かったかなあ。
きよ

きよの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

落合モトキさんが出演されているとのことでアマプラレンタルで鑑賞しました。

理学療法士の方には近親者が病のあとお世話になっています。
ですが、その現場を見る機会が無かったのでぼんやりとしか理解していなくて

その理解もリハビリすれば歩けるとか箸が持てるとかそう言う...丸投げだったんだなと

そこで働く人達にとっては毎日が重いお仕事なのだなと知る事が出来たので観てよかったです。

歩くんです。と言う言葉が力強かった。

もし。もしも自分の身に起きた場合
強い意志で願うことができる
歩いた先の何かを準備したいなと思います。










主演女優さんの演技に違和感があるのですが、佐々木(細川岳さん)がいたので得した気分です。あのバッティングセンターであっちの世界と脳内でリンクしてしまって。
それも良いかなと思ったりしました。
daruma

darumaの感想・評価

3.8
落合モトキくん目当てで。最初ぼーっと観始めて事情があってタイトルバックで中断して、また頭から観る、を2回繰り返したら、一瞬回想になっちゃうのかと思った…(よく考えたらそういうテーマじゃないのはジャケ写でわかってた)彼も本当に作品選びが上手というか、難しい内容にチャレンジしますね!(技巧が必要という意味で。たまたまそういう作品ばかり続けて観たせいかな?AWAKE→FUNNYBUNNY→本作)凄くリアリティがあった。

主演は女性のほうだと思うんですが、見せ場の訥々感が固いようなあれでいいような、なんとも言えない感じだった…(だからこそリアリティがあるのか)
ラスト、好き。

佐々木すみ江さん、まさに貫禄です。
あと、お名前だけ見かけた事のある山中聡さん、細川岳さん、ようやく顔がわかりました!

佐藤快磨監督、どこかでお見掛けしたような…と思ったら、太賀くん主演の泣く子はいねぇがの監督さんなんですね。まだ観れていないのですが、楽しみ。

監修に実際の療法士さんがいらっしゃるそうで、そういう感じがよく出ていました。
歩けない僕らは、僕「ら」の意味が凄くいい。
歩けてる人も、歩けていない人も。
じわじわくる。静かな中にも力がある作品。
湯っ子

湯っ子の感想・評価

4.0
理学療法士として働き始めた若い女性が主人公です。
37分と短い中に、色々なテーマが込められていて、しかも詰め込んだ感じもない。
実際、介護職に就いている私から見ても、現場を本当に良く取材して作られており、とてもリアリティがありました。
私が印象に残ったのは、主人公が担当の患者さんから拒否されて落ち込んでいる時、上司、先輩と飲みに行くシーンの会話です。
彼らの会話から、私も利用者さんに関わるには、これくらいのスタンスがいいのかな、というヒントをもらいました。

自分の仕事について考えることができたのはもちろん、ひとりの若い女性が、一歩前進する様子がリアルに描かれていて、とても完成度の高い作品だと思いました。
主人公の女優さんの素人っぽさがまたよかったです。
#歩けない僕らは

37分と短編作品でありながら"理学療法士”という仕事を軸に丁寧に作られた印象。

#落合モトキ さんの陰の演技と表情が絶妙に良かった。

『大切なのは、歩けるようになることではなく、歩いて何をするかということ。』

深い言葉だな...
佐藤快磨監督作品

カメラを壊すシーンは過去作のドロップキック、男女間の大喧嘩に続いて名シーンでした。暴力的で破壊的なシーンの切り取りが毎回うまく感じます。

本作は解釈が広がる作品でした。個人的「歩く=自分の足で生きていく」ということだと解釈しました。

仕事を義務でこなすのではなく、自分のためのこととして、糧として生きていくことが人生を生き抜くコツだと教訓になります。
ayus25

ayus25の感想・評価

3.2
落合モトキくんの演技に拍手👏
私が今まで観てきた作品で彼が演じたのは比較的オープンな性格の人物が多かったけれど、今作の閉鎖的な部分(隠な要素)も見事に演じていて、やっぱり好きだなあって思った☺️

作品は、圧倒的リアリティを帯びた37分間なので、もちろん「楽しい」作品でもなければ、感動的なドラマチックな作品というわけでもない。

でもそのリアルさこそがこの作品の良さだと思うし、宇野愛海さんの独特なトーンも良い味となった気がした。脆さと強かさ、どちらも感じさせるような役どころだったなあ。

「歩けない僕らは」

観る前と観た後では、タイトルの持つ印象がちょっと変わるかも。





【以下内容に触れたいのでネタバレ注意】





「私たちが一番に考えんのってさ、
 患者さんの人生じゃん。」

この台詞に何か違和感を感じたまま進んで、

だから

「柘植さんの為に来てるんですよ。」

この言葉にも違和感があって、でも

「『あなたの人生に向き合います』なんて
 そんなおこがましいことないよ。」

で、その違和感がほんの少し解かれて、

「好きな人いるんですよね。」からのシーンで完全に、腑に、落ちた。
このシーン凄く良かったなあ。

患者に対して「あなたは歩けない(今はまだという意味)」はっきり言ったり、
(じゃあ、歩けるようになるんですか?)聞かれて「わかりません、あなた次第なので。」

「柘植さんが 歩くんです。」
「柘植さんが本気なら、私も本気で応援します。」

そうだ、これが「向き合う」ということだよな、って思った。

「患者の人生」に向き合うのは患者自身だもんね。

自分自身が向き合うのは自分の人生。
自分が、歩く、人生なんだから。

ラストのカメラのシーンは普通に「いやこわっ(笑)」って思ったけど、壊し切ったあと上げた顔は不覚にも美しいと思ってしまった。

吹っ切って、前を向いたひとの顔は、美しい。
突然の病に倒れ、歩けなくなった青年。
その青年のリハビリを務める女性理学療法士。
二人のふれ合いと心の葛藤を描きます。

37分という、とても短い映画でした。
まるでドキュメンタリードラマを観ているよう。
主役の理学療法士の女の子も初めて見る子で、その木訥としたしゃべりが新鮮でした。
心から患者と向かい合おうとする真摯な姿勢。
けれど現実の厳しさに思い悩む姿。
とても痛々しかったです

リハビリを受ける青年を演じた落合モトキさんの演技がとにかく素晴らしい。
哀しみ、苦しみ、諦め、どこにぶつけていいのかわからない怒りを全身で表現してくれました。

淡々と進む物語。
でもそれが真実。

ドラマチックな展開はありません。
感動を煽るセリフもない。
でもこれが現実なんだと、いたたまれない思いが心を刺す。

うまく歩けないのは患者だけじゃない。
手助けする側の方もうまく人生歩けていない。
みんなそれぞれ思い悩みながら人生歩き続けて行くんだよなって、今更のように気づかされた作品でした。