Tom2022

風立ちぬのTom2022のレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
3.0
あのジブリがゼロ戦の設計者をどう表現するのかなと興味を持って見てみました😄。

第二次世界大戦初期に活躍した、高性能を誇る戦闘機「ゼロ戦」を設計した堀越二郎のお話です。二郎は、幼いころから飛行機に憧れ、大学を卒業し、三菱に入社して飛行機の設計にあたります。その生活の中で奥さんの菜穂子と出会い、さらなる新型モデルを設計していくお話です。

二郎は、個性的で、たばこ好きで、デザインに美しさを求める飛行機設計の天才でした。きっと時代が違えば、戦闘機じゃなく旅客機なども作りたかったのでしょうね。そう考えると、時代が人を作り、時代の中でみんな生きているんだよなあと思います🤔。

妻の菜穂子の人生が切なかったです。特に病気にかかり、最後が近づいて次郎の元を離れる姿に、「美しいところだけ見せたかったのね」と言われるシーンはとても切なかったです。

映画の中にも出て来ますが、日本の飛行機のエンジンは非力なため、少しでも軽い機体が求められたそうです。だから、軽量化のため装甲が薄いなんて言わていたのかもしれませんね。

地震の伝わる音や、エンジンをかけるときの音が、人間の声のように聞こえるのは私だけでしょうか。きっと何か意味がある表現なのでしょうね。

エンディングの絵と文字フォントがとてもいいですね。なんかほっこりする感じで好きです😄。

この映画を見て、飛行機づくりのエンジニアにストーリーがあるのなら、飛行機以外のエンジニア達にもたくさんのストーリーがあるだろうなと思います。様々なエンジニアの作品があったら見てみたいと思います😄。
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