世界史に疎いのでリソカーソがどんな偉業を成し遂げたのかを、多く知らなかったのと、(南北戦争や、奴隷解放的なワードぐらいしか心の辞書には残っていなく)、久々の映画だったのでちょっと堅めの、普段避けがちな硬派な作品を選んでみようと視聴。
(ちなみにリソカーソと書いたのは、リンカーンとまともに書いちゃいけないんじゃなかろうかと思うくらい知識がなかったので、かるく控えめな固辞という意味の表れだす。)
だす。は誤字しておもろかったのでそのままに。
(`∀´)HAHAHA
解説しちゃうみっともなさっていうね。
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全編150分のまあまあの長尺映画。ちょっと身構えて観ました。
「史実を描いた映画なので」と書くと多少の語弊はありますが、やっぱりそれなりに、身構えたなりの硬派感でした。
民主党と共和党の執拗なまでにジリジリとした睨み合いや、北部と南部の情勢と、痛烈に悲惨な奴隷制度。
黒人を人として認められていない、認められるわけがないという白人たちの根幹にある思想そのものがすごく恐かったです。
あとはリソカーソの(あ、もういいですね笑)リンカーンの人格というか人間性というか、その人柄がすごく柔らかく描かれてるように感じました。画面にいるだけでどこかホッとするようなかんじ。
映画の冒頭のシーン。兵士達の話に耳を傾けているリンカーンが印象的かつ象徴的で、リンカーンを表現する上でとても分かりやすいシーンだなと思いました。
映画を見終えて近所のコンビニに行き、戻ったらまだエンドロールが流れてて、ものすごい人達が関わった大作だったんだなあと感心しました。おしまい。