おらんだ

ローマでアモーレのおらんだのレビュー・感想・評価

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)
3.2
娘がイタリア人と結婚した音楽プロデューサー、彼女と同居中の建築学生と彼女の親友、突如として有名人になってしまった男、ローマに引っ越してきた結婚したての夫婦。イタリアを舞台に四組の男女の恋愛模様、人間関係を描いた作品。それぞれ独立したストーリーが展開される。

ローマの街並みがとても美しい。定番の観光スポットだけでなく、路地裏や、生活エリアの映像がシーン毎に盛り込まれており、実際に行ってみたくなる。

四つの独立した話が同時進行するのだが、それぞれは絡み合うことも無く、場所や時間軸すらも異なる。これは少し新鮮だった。大体こう言うタイプは交差する物だと思っていたが、全く関連性がない。

エレンペイジが可愛らしかった。小悪魔的とか、意図的に男を誘う感じに見えない、不思議な感じが良い。それともこれはそういう振る舞いに騙されているのだろうか。

ローマというロマンチックな土地柄のせいか、アバンチュールが非常に多い。猫も杓子も恋して浮気する。そこに関しては「旅先のアバンチュールって素敵❤︎」というより、「旅先で浮かれて貞操観念低くなってるなー」という感想しか出てこない。イタリアでは普通なのだろうか。

オープニングとエンディングに流れるカンツォーネ風のVolareが素敵。Gipsy Kingsも良いけど、こちらも良いね。
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