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クロユリ団地のshxtpieのレビュー・感想・評価

クロユリ団地(2013年製作の映画)
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これはおもしろいと思ってつくっているのだろうか? こわいと思ってつくっているのだろうか? まったくもって理解不能だ。後半は喜劇である。

『劇場霊』の島崎遥香についても思ったが、なぜこう、アイドル俳優たちはヒステリックに叫び散らすのだろうか。しかもその叫び散らすのが、やたらと長く、多い。おそらくそれが演技であって、迫真性だと思い込んでいるのだろう。そういう思い込みもクソだが、それを演出してしまう、あるいはその演技を許してしまう監督もクソである。

こういう駄作を見るたびに思うのだ。完成した作品をスタッフや関係者で試写で見るとき、どんな気持ちなのだろうと。いやあ、ヤバいな、これ、といった気持ちで見ているのだろうか。あるいは、この寒々しい演出の数々が繰り広げられている撮影現場では、スタッフはどんな気持ちなのだろうか。他人事だが、気になってしょうがない。こんな駄作にも金がかけられ、多くのひとが関わっている。それを思うと、なんだかものすごい気持ちになってくる。 -100.0 点
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