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バレットのkuuのレビュー・感想・評価

バレット(2012年製作の映画)
3.8
『バレット』
映倫区分R15+.
原題Bullet to the Head.
製作年2013年。上映時間92分。

シルベスター・スタローン主演で、アレクシス・ノラン(英語版)によるフランスのグラフィックノベル『Du Plomb Dans La Tete 』を原作を映画化したアメリカンアクションスリラー。
監督はウォルター・ヒル。
製作に「マトリックス」シリーズのジョエル・シルバー。
共演は、クリスチャン・スレーター、サン・カン、加えてジェイソン・モモア出てました~。

元海兵隊員で殺し屋のジミーは、唯一心を許していた相棒を殺されたことから復讐を誓い、自分とは正反対の正義を信じる堅物刑事テイラーとコンビを組むことになる。
しかし、そんな2人の前に警察やマフィアが立ちはだかる。。。

スタローン扮するボボこと、ジミー・ボノモは元アメリカ海兵隊員で、逮捕歴2回、有罪判決を2回宣告された悪名高きヒットマン。
(ジミー・ボノモのスナップショットは、若いシルベスター・スタローンの写真だった。)
女、子どもは殺らない、
報酬は前金で半分、あとは仕事を済ませてから、
だれも信じない。
こないなルールを4年間、頑固一徹守り続け、裏社会で生き延びてきた。
舞台は、気だるい湿気を帯びた米国南部の大都会ニューオーリンズ。
長年の相棒ルイスと一緒に元ポリスの男を始末し、 仲介人と会うためにふたりはアイリッシュ・パブらしい酒場へ入 った。
すかさずボボはカウンター越しに『ダブルで、バレットを』って注文する。
バーテンダーの反応nothing。
大人になって改めて観た小生にもわからないワンワンワァワン。
そこでボボが重い声で言葉を紡ぐ。
無名のバーボンだが、最高だ。
それをたのむ。
バレットぅ?バーボン?  
そないなブランドあったかいな?
結局、その酒は店になく、 ボボはあきらめ顔チョイとイカれた人なのかもスタローンやし許せる。
小生が『ダブルで、コケコッコ~を』ってバーテンにいったら通報されるか、首根っこもって捻り出されるのは必至。
話はもどり、
仲介人もいっこうに現れない。
このあとルイスが店内で何者かに殺され、復讐劇がはじまる。
もちの~ろん、単独でやるつもりやったが、あろうことかっ、
韓国系の若手刑事テイラー(サン・カンワイスピやったら生きとったとかっ。まだ観てないけど)から協力を求められた。
街の再開発にからむ汚職事件が背後に潜んでいるのではないかと睨らんでいたから、ふたりが落ち合ったのが、先ほどの酒場。
ボボはめげずに、おなじ銘柄をオーダー😊。
『ロックで。 バレットあるか?』
小生は
『ロックで。コケコッコ~あるか?』
バーテンダーはまたもや『はぁ?』って顔じゃなくボボやし、きょとんとしたまま。
その表情を見てとるや、
ここにあるとボトルを取り出した。
自ら持ってきたんかっ。
しかも、グラス代として20ドル。
コントやん。
でもスタローンなら絵になる映画になる。
ゼニを置き、酒ををぞんざいにグラスに注いだ。
あ~ぁこの酒、禁酒前には死ぬほど呑み倒したからしってる。
ブレットやわ。
薄っぺらい透明のボトルに
『BULLEIT BOURBON FRONTIER WHISKEY』と刻印されとる。
黄色いラベルにも同様の文字が印字されとる。
日本語表記は『ブレット』やのにぃ、字幕は『バレット』となっとった。
スタローンの発音も『ブレット』のように聞こえなくはない。
スタローンごめんなさい。
ボケとっらんかったんやな。
コケコッコ~撤回。
もし、小生が禁酒辞めたらバーでこう云おう。
『薔薇四本ロックで』キラリっ。
因みにバーボンのフォアローゼズのボボ風注文。
タイトル 『バレット (Bullet)』 は『銃弾』 の意。
主人公ボボの人生に切ってもキレない。
それにカケて、ウイスキーも『バレット』と表記したんかな。
厳密には、銃弾もウイスキーも 『ブレット』のほうが近いようなしないような。
『古き良き時代』携帯電話の使い方すら知らない超アナログ的なボボの生き方に合った、古き良き時代に好まれた酒、そして、コンピューターを使いこなすIT派のテイラー刑事となにからなにまで対照的で、性格的にも水と油のふたりが少しずつ距離感を縮め、巨悪の実体に迫っていくところがこの映画の見どころやったと思います。
酒一つで凝った演出やった。
個人的には今回何度目かわからないけど観てしまう一本です。
スタローン好きやしですので悪しからず🙇‍♂️。
ラスト、ボボが酒場でブレット(バレット)をストレートで味わったあと、漆黒の高級車フェラーリ・ 612スカリエッティに乗って夜の街に溶け込んでいく。
そのときテイラーに放った言葉、

『人生、生きているうちが花』
まじにそうやなぁ。

余談ながら赤いオートマチックナイフはマイクロテック社の『Halo』ナイフやったぁここのバタフライナイフ好きやったなぁ。
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