郊外に建つ一軒家で繰り広げられるミステリーホラー&ちょっと切ない家族の物語。
不必要にダラダラと引き延ばす様な間延び感もなく、83分というコンパクトなサイズ感で気軽に観ることのできる作品。
ストーリー展開や演出、最後のオチに関してもセオリー通りで目新しさはないものの、比較的綺麗にまとまっており、それなりに楽しむことが出来ました!
しかし、ミスリードや伏線があからさまだったのが少し残念。
また、物語の中心となる家族の物語の描き方がどうしても、ラストに持っていくためだけに、ぼかした描き方をしている様に思えてしまい個人的にはハマりませんでした。
それとなく匂わせる様な抽象的な描き方でも、もう少し厚みを持たせることが出来たのではないかな?と思います。
これらの部分を踏まえた上で、もっと面白くなる要素は十分にあったように感じたので非常に惜しい作品だなと思いました。