マーティン・スコセッシ監督が製作総指揮を務めたガンアクション・コメディ?!
拳銃の密売取引をしようとする2組のギャングが、あるトラブルを契機に壮絶な銃撃戦を繰り広げる。
本編90分の内の殆どを銃撃戦に当て、一本の映画を作り上げるという非常におバカでオタッキーなコンセプトが面白く、お間抜けなキャラクター達が繰り広げるグダグタな銃撃戦自体も、意外に楽しめました!
地べたに這いつくばるキャラクターをローアングルで捉えるカメラアングルによって、泥臭い戦闘の必死さが感じられて良かったですし、銃撃戦における発射・着弾・跳弾等の"音作り"にはかなり拘りが感じられました。
また、登場人物それぞれのキャラクターも立っておりましたし、狭い空間の中でのやり取りゆえに、敵味方関係なく会話の内容が筒抜けで、作戦も何もないのがまた、笑えました。笑
ただ、ワンシュチュエーションで繰り広げられる物語なのにも関わらず、キャラクター位置関係や動きが見えづらく、掴みづらいのが難点。
また、取り引きした拳銃がすぐそこにあるにも関わらず、物語の中であまり上手く使われる事がなかったのは残念。
→もう、どうせなら取り引きの内容自体も麻薬密売にしてしまって、みんなでハイになった状態で撃ち合えばいいのになぁ。
なんて、思ってしまいました。笑