復讐・陰謀・疑惑 渦巻くサスペンス・アクション！！
運転代行業をしながら、1人孤独にひっそりと暮らしていた脱北者のチ・ドンチョル(コン・ユ)。彼は唯一親切に接してくれたパク会長の殺害現場を目撃してしまい、ある遺品を手にした事で事件へと巻き込まれいく…
見応え十分・迫力満点なアクション&カーチェイス！それと、コン・ユの肉体美！笑
事件の容疑者として追われる立場にありながらも、復讐を誓った追跡者としての側面も持ち合わせた主人公の設定や、主人公を追跡するのが、韓国映画ではお馴染みのダメ警察ではなく、対北情報局と防諜に長けたベテランの大佐と言うところに張り合いがあって面白い！
また、そこに加わる、脱北者ビジネス等韓国側が抱える問題と北朝鮮側が抱える問題の双方を上手く織り交ぜたストーリーが非常に興味深かったです。
「北朝鮮特殊工作員の合格率3%」ってマジですか？！と言う疑問や「あの高さからの絞首刑でなぜ死なない？！」と言うフィクショナブルな部分はあれど、このケレン味たっぷりな物語を丁寧に描いているところにかなり好感が持てましたし、主演コン・ユを筆頭に、相手役のパク・ヒスンや対北情報局室長を演じたチョ・ソンハなどなど、脇を固める俳優陣の演技によって、物語のエモーショナルな部分でしっかりと盛り上がりを見せてくれたこともあり、結構楽しめました！！
ただ、マット・デイモン主演のハリウッド映画『ボーンシリーズ』を何処まで意識していたのかは正直分かりませんが、かなり揺れるカメラと矢継ぎ早なカット割り等、緊迫感のある演出としては良かったのですが、久しぶりのハイテンポな作品だったと言うこともあり、137分間休みなし！と言った感じに、ちょっと疲れてしまいた。笑
