架空の都市アンナムを舞台に、悪徳市長の下で働く汚職刑事。
検察に弱みを握られ、市長と検察との間で板挟みになりながらも、必死の抵抗を試みる!!
それぞれの思惑が交錯する壮絶な駆け引きを役者陣の迫力の演技で見せる舌戦&バイオレンス。
また、唐突なカーアクショなども程よいスパイスとして効いておりましたし、その他のアクションシーンを含め、巧みなカメラワークによる、的確で分かり易い位置関係や空間の捉え方が非常に良かったです。
そして何と言っても、悪くてゲスい奴らの大量投入が本作の見所!!笑
主人公の悪徳刑事にチョン・ウソン、市長にファン・ジョンミン、検事にクァク・ドウォン、主人公の弟分にはチェ・ジフンと、主役級の役者さんが集結しているだけあって、演技の迫力がもの凄すごかったです!!
主人公の陥る状況が会社組織でいうところの中間管理職のような、どうしようもない板挟み状態で見ていて辛い…笑
また、周りを取り巻くキャラクター達のネチッこさと鼻持ちなら無さがより、主人公を追い込んでいき、終盤で迎える"フラストレーションの爆発"にはなかなかの見応えがありました。
終盤のシーンの盛り上がりに演出や映画全体の尺が割り当てられていたにしては呆気ないなぁーなんて…
ラストのセリフで納得。
→思わず『うん、うん。』頷いてしまいました。笑
バイオレンスが苦手でない方(悪い奴らが見たい方)にはおすすめです!笑