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デスペラードのchikichikiのレビュー・感想・評価

デスペラード(1995年製作の映画)
3.8
 ロバート・ロドリゲス監督による、前作『エル・マリアッチ』のセルフリメイク的作品。

 ギャングに恋人を殺され、自らも掌を撃たれ演奏家としての道を閉ざされた、マリアッチの男が繰り広げる、馬鹿ばかしくも愛おしい物語に、ド派手なアクションと斬新な演出を詰め込んだ"暑苦し過ぎる"復讐劇!!笑



 本作は仰々しい演出込みで、ある種の様式美が感じられると言いますか…笑

 ギター型マシンガン&ロケットランチャー等のアホ過ぎるギミックやその他ナンセンスな笑いを盛り込みつつも、単純明快なストーリーをテンポ良く見せる、細かなカット割やキメっキメのカメラアングル・ライティングなどの趣向を凝らしたスタイリッシュな演出が盛り込まれた破茶滅茶な感じが実にロバートロドリゲス監督らしい!!

 また、スティーブ・ブシェミやダニー・トレホ、カメオ出演のクエンティン・タランティーノなど、魅力的な脇役を配置しながらも、サクサクとテンポ良く?退場させていく、容赦のなさが笑えます。笑

 →相変わらず、くだらなさ満点のタランティーノ・ジョークも最高でした!笑

 
 本作品内で次々に切り捨てられていく、ナンセンスな要素やサブキャラクター達は一見無駄にも思えますが、むしろこう言った馬鹿馬鹿しさがあるからこそ、主演アントニオ・バンデラスの身のこなしや佇まいが醸し出すクールさや色気が際立って感じられるのだと思います。
 

 この手の作品があまり得意ではないと言う方には馬鹿にされてしまいそうな内容ではありますが…笑
 おバカ映画好きかつ、スタイリッシュなガンアクションが見たいという方はぜひっ!!


●メモ書き

証言1 投げんなサジ
事の重要性理解してない
腑抜け恥な マリアッチ
一番手は俺RINO
バンデラスよりも ド派手に登場

〈LAMP EYE の『証言』(RINO Verse)の歌詞より。〉
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