島

実際に起きた誘拐事件を、ルトガー・ハウアー主演で映画化した実録サスペンス

それぞれの物語

監禁シーンはそこまでない
前後がしっかり描かれています

ドラマ要素

ホントに凄い事件です

そしてこちらはハイネケン社長誘拐事件のオランダ版。

最大の推し、ルトガー・ハウアーだから、という訳ではないが、オランダ版の方がずっと見応えあり。これで劇場未公開は勿体ないよ…。

当然オランダ語で話は進み、それだけでだいぶリアリティ度が高めw 犯人はどういうわけか5人組からひとり減って4人になっていたんだけど、まぁ5人も4人もあんまり変わらないからヨシとする（笑）

ルトガー・ハウアーのハイネケン社長もさぞ強気なんだろうと思いきや、全然そんなことはない。途中、息苦しくて（おじいちゃんだし、凄いストレスだよね）ハァハァしているのを監視していた主犯の一人が、からかうように換気扇をつけたり消したりにこっちがイライラ。挙げ句の果てにこのバカ、八つ当たりでルトおじいちゃんの頭を便器に突っ込み…と最悪。（しかもこいつ、犯人一味の中で一番のイケメンだった。最悪）
アンソニー・ホプキンス版と違い、段々弱っていくルトガーおじいちゃん。もうパジャマ姿に萌えてる場合でなく心配になってしまった…（涙）昔はあんなに強かったのに（違）

ら、割と、映画の半ばで身代金受け渡しが成功。ルトガー社長は警察に発見され解放されました。が、ここからルト様の逆襲が始まる。
お金と地位とコネクションを最大限に利用し逃げた犯人をジリジリ追い詰めていくあたり、かなりの見ごたえがありました。ロイ・バッティなめんなよ、ってな感じで（笑）

誘拐後、愛人とはすっぱり別れ、奥さんとやり直し、犯人を追い詰めるルトガー社長なのだが、時々誘拐されてた時の事がフラッシュバックして、パジャマ姿でベッドに横になりながらスンスン泣くシーン、こちらも辛かった（なおのこと犯人が憎い、イケメンだし）

主犯の二人がフランスに逃亡するんだけど、コイツらをオランダに引っ張り戻す辺りがクライマックスでした。が！…事件は解決したのにあまりスッキリしない終わり方。ルトガー社長、可哀想…。

追記
ルト社長がトイレで殺される（夢ですが）シーン、なんか見た事あるな…と思ってたんですが、オランダのコーヒーのコマーシャルでまるっと本人自らパロっていたんでした（笑）
https://youtu.be/BWPP8i_BokY

最後にビールのCMは…と聞かれて「いや、コーヒーなら…」みたいな事言ってますw

ルドガー・ハウアー祭り21.5本目

1983@アムステルダム
バイクの修理費100ギルダー=約6000円
主人公▶︎仮装?衣装?屋の息子
映画『スカーフェイス』

不文律=明文化されていない法。暗黙のルール、掟。
(ハイネケン営業部の5人に1人がアルコール依存症)
犯行、逮捕後まで見せる展開。
でも実際のところ(犯人の心の内)は分からない。というか、そもそも何も無いのかも…という恐ろしさ。

2016.05.08GYAO無料配信

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