ダメだ。
ソフィア・コッポラのセンスが好きすぎる ( ^ω^ )
冒頭から映し出されるバッグやらパンプスやらジュエリーの後の射抜くようなイエローのタイトル文字「THE BLING RING」のドヤ感。
その後も音楽に乗ってスピーディーにカットアップされていくキラキラセレブ品。
これって「マリー・アントワネット」そのものじゃん。
あーあー、
宣言します。
ソフィア・コッポラの場合、ストーリーより映像に酔った方がいいっす。
この人の作品はスターダムにのし上がった人間の孤独や虚飾を描くのが上手だけど、強く訴えるのではなく映像美の中にそっと忍ばせる感じなので濃い口がお好みの方には物足りないかも。
その辺が「所詮は二世」と叩かれる理由になっているのでは。
今回の作品もセレブ宅に侵入して盗品を繰り返す高校生たちを描いていますが、調子に乗った彼らの事件後まで追っておりコスプレ感満載のセレブ気取りをはぎとっています。
この辺はヴァリアントですね。
彼らの嗜好は多くの人々が心の底では望むことであり、窃盗というニセモノの悲哀を見せることで自分たちをも振り返らせる皮肉を含んでいます。
というかそんなテーマは置いといて。
どの場面というより沁み渡るような映像美や音楽のセンスを味わっていただきたいです。
これじゃダメ?説明になってますか?