去年リメイクの方を鑑賞し、とても好印象だったのでこちらも。ちょっと遅くなってしまいましたがストーリーはしっかり覚えてたので旧版と新版の僅かな違いや表現したかった事の違いが大変面白かったです。
旧版はあの少年たちが大人になった姿からスタート。
新版のラストとの繋がりにちょっとドキドキ。
「あいつ(It)が現れた。みんな集まってくれ。」
各地に散らばっていた彼らが再び集まっていきます。
それぞれが子どもの頃の夢やその後に抱いた夢を叶え幸せや平穏な暮らしを手に入れているはずでした。
しかし観ていると、大人になっても埋まらない心の中の何かをもう一度問い直すには、故郷に戻り大切な時間を共有した仲間と今一度顔を合わす事が必要なんですね…
勿論目的は怪物退治なんですが、やはりそれぞれ子ども時代に経験した恐怖の記憶はなかなか拭い去れないものです。
新版の方が何かと表現が過激になっていたのでびっくり冷や汗なホラーを望む方には今作は割と淡々としてしまっているかもしれません。
ティム演じる道化師ペニーワイズもぴょこっと出てくるとちょっと可愛く感じてしまってニコニコしながら見てました。
しかしながら幼少にこれを見ようもんなら恐怖に震えていたと思うのでやはり子どもの想像力は良くも悪くも故意に作り出すことの出来ないかけがえのないものです。
ちょっと長いですが、去年の新作を見た方は是非見て欲しいと思います。
