こんなに惜しいと思わされる悪魔系映画はあるのか…っ！笑
設定もいいし、物語の進み方もイライラはさせられるけどホラーあるあるだし、特殊メイクやら悪魔役の俳優さんの演技やらがフォローしてる感があって視聴途中まではワクワクしながら観てました。
今作をざっくり言い表すと『自分の〝番組”の中で神父というキャラを演じているだけの配信者の前に本物の悪魔が出てきちゃって祓い方知らん結果詰む』みたいなお話。
悪魔さんが正義の鉄槌を打つ側っていうのがなんだか面白い図で、そこは良かったんですよね。
しかも観ててなるほどな〜と思ったのが、悪いことをした過去であったり誰かを裏切った嘘を人間は簡単に悪魔のせいにしすぎているなというところ。
「悪魔に唆された」というのは都合のいい言い訳に過ぎないんですよね。
この作品に登場する悪魔は仕切りに主人公たちの隠し事や罪を告白させようと場を支配してくるわけですが、その姿を見ていると神様も悪魔も表裏一体だなと思っちゃったりするのです。
罪を犯すたび懺悔を繰り返す人間をどうしてか創ったとされる神様とそんな人間を見つけてはおもちゃにして愉しそうな悪魔。あれ…もしかして同一〇物…？なんてとんでもない考えが浮かんでしまったりしましたね。
いや〜しかし最終的な終わり方や出現した悪魔さんの姿に残念でならない…残念、本当に。
特に悪魔さん、出現の仕方が最高に良かっただけにくるっと急に正面映った瞬間ズコーーっとなりましたよ。笑
絶対あの瞬間だけ作ったスタッフ違うだろちゃんと突き詰めろよおおおおって叫びたくなりました。
気持ちとしては☆2くらいですが、例の後ろ姿に賞賛の嵐なわけで…誰か本気のリメイク作ってくれと期待を込めて。
