B5版

ファイナル・デスティネーションのB5版のレビュー・感想・評価

3.0
有名どころなのに初鑑賞。
冒頭は有名すぎて観たことがあったが、通しで見たのは初めて。

霊的な第六感持ちの主人公一行が飛行機事故から逃れたことから始まるデスゲーム。

死神さん、冒頭の飛行機事故までは脚本・演出をこだわり抜いていたアーティストタイプだったのに、主人公に邪魔されてからはええいままよとばかりに手堅い仕掛けで確実に処理していく職人型に移行していて笑う。
こっちも仕事なんだよと言わんばかり。
死神に雇われ人の悲哀ぽさを感じる。
あまり自然じゃない殺り方にすると賞与の査定とかに響くのかしら…?
などと余計な心配をしてしまう。
続編以降もこの様式美が延々と続くのか。

最終的にこの映画はギャグと認識したが、序盤の共同葬儀のシーンは思いがけず心にくるものがあった。
皆が皆、こんな運命的で熱烈な演出がされなくても、死は突如としてやってくる可能性があるがあるんだよね。
この時勢では強くそう思う。
B5版

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