Tom2022

なくもんかのTom2022のレビュー・感想・評価

なくもんか(2009年製作の映画)
3.0
阿部サダヲさんの個性溢れる世界が見たくなって見てみました。彼の魅力を生かしたコメディで、下町の人間ドラマを描きます。

父親に捨てられた祐太(阿部サダヲ)は、商店街のハムカツ屋店主に育てられ、2代目店主となりました。そこに、初代店主のひとり娘である徹子(竹内結子)が戻って来ます。さらには、生き別れた弟で、お笑い芸人となった祐介との再会を果たします。

祐太は、「嫌いな人にも好かれたい。好きな人にはもっと好かれたい。」と言って、頼まれたら何でも引き受けるほどの究極の八方美人だし、映画のタイトルは「なくもんか」なのに、泣いてばかりの善人です。

家族のいなかった祐太は、お父さんとか、お兄さんとか呼ばれるのがとても嬉しかったんでしょうね。初めてそう呼ばれた時は、見ていて良かったなあと共感しました😄。

阿部サダヲさんのファンにはたまらない映画のひとつだと思います。彼のあの表情や話し方や演じ方には、とてもインパクトがあり見応えがありますね😄。

とにかく、街角の惣菜屋さんで、ハムカツが食べたくなる映画です。阿部サダヲさんの世界が広がるだけでなく、笑いながら人間のつながりについて考えさせてくれる映画です。
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