阿飛

わたしはロランスの阿飛のレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.0
男性の体に生まれてしまった女性の心のお話。ケベックの荒涼とした雰囲気も重なりふと自分とは離れた世界に思えるのですが、ロランスと友達(?)のフレッドとの関係性が「あー、これ経験したことあるわ」と思えるほど日常的でデジャブです。
セックス、セクシャリティ、ジェンダーなど性にもいくつかあると認識されるようになってきましたが、それを問題提起するところに留まらず、愛を描いているのでそう思うのかも知れません。
どちらかというと愛を描きたくて、それを考えさせる要素としての性だったのかも知れないと思わされます。

家で観てよかった。音楽が合っていてとても素敵でShazamをその場で使いたくなってしまったほどでした。

彼の映画はいつもロシア文学みたいなダイアログだと思ってしまうのですが僕だけでしょうか。
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