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讐 〜ADA〜 第一部 戦慄篇のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

讐 〜ADA〜 第一部 戦慄篇(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

進学塾のPRのため授業風景を撮影していたところに、塾を辞めた女生徒が謎の女とともに教室に乱入。優等生三人組のうち2人を凶器で殺害した。たった1人逃げのびた塾1番の女生徒をPRビデオのディレクターは引き続き撮影するのだが、その過程で犯人と優等生たちのただならぬ関係が明らかになっていき…という話。

「ノロイ」などの白石晃士監督作品。この監督は初期においてはホラーとバイオレンス作品をそれぞれ撮っていたが、本作は後者のタイプ。

冒頭から非常に衝撃的な映像が続く。進学塾の異常にスピードの速い授業内容もビックリなのだが、その直後の殺戮のシーンは痛みがこちらにまで伝わってきそうな殴打の乾いた音が響いて泣きそうになる。容赦のなくターゲットを追いつめる犯人に対して、逃げのびた優等生も黙って殺される良い子ちゃんではなく、アヤシゲなルートから改造拳銃(ものすごくデカい)を入手して対抗しようとする。最後の両者の対決はあまりの迫力に見入ってしまった。低予算映画ならではのショボさはあるけれど。

二部作の前編で、本作単体では犯人の動機や優等生の素性などは曖昧な状態。それは後編で明らかになるつくりのようだ。

調べたところ、犯人と優等生を演じた役者の女の子2人は同じアイドルグループに属してるらしい。ファンは応援するアイドル同士のガチの殺し合いを見て楽しいのだろうか?(^^)
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