過去にTVで放送してたのを懐かしく思ってDVDで鑑賞。というより、本当は先日の某最低映画によってできた傷を癒す目的もあったんですけどねw

結果、よくわからない……この一言に尽きます。ルパン三世とは？というテーマで、赤ルパンvs緑ルパンwith偽物ルパン達ーーー。雰囲気とか武器とかは普通に好きなんですけどね……

かなり哲学的な内容なのかもしれませんが、一度とは云わず、２度見ても、「???」ってなります。何度見ても解らなさそうだから、もう見るのはやめときますw

ちなみに、本作のパッケージが１番印象に残ってます。二人のルパンのニヤリ(￣ー￣)……かなり謎に満ちていて、興味をそそります。

• #ヨッシーTVSPシリーズ

今日も世界中で活動をするルパン三世。しかし、それはほとんどが違う格好、違う顔、違うジャケットを着ていた。何十人のルパンを海を越えて捜査していた銭形は、それはすべて偽者だと感づいていた……。いったい本物は何処に?
そして、ついに万引きをする劣化版ルパンまで現れた。そのニュースに驚愕し、東京に集結したルパンたちは、銭形による集団検挙を喰らう。どういうわけかその検挙を逃れたのは、劣化版ルパンと彼を助けた兄貴分のルパンの二人だけであった。だがその兄貴分も、ルパンを続けることに限界を感じて去ってしまう。
同じ東京の寂れた街。夢も希望も無く、ただ毎日を漠然と過ごすしかなくラーメン屋のアルバイトで生計を立てる青年ヤスオ(ラーメンズ片桐仁)。恋人である人気レポーターのユキコ(平野綾)からも愛想をつかされつつあり、叶う事の無い「刺激」を求め続けていた。しかしそんな時、店内に残っていた緑色のジャケットとスったワルサーP38を切っ掛けに、彼の人生は大きく狂い始めて行く。それからしばらくして東京で飛行機事故が発生した。実際は民間の軍事組織「ナイトホークス」によるものであった。その「ナイトホークス」の持つお宝・アイスキューブを目当てに、飛行機事故の現場の近くにいたルパンは、次元とともに事故の生き残りの少年を車に助け入れるが、その少年の頭には脳手術の跡が有った。少年の脳の中にデータがあると気付きデータをダウンロードしたルパンだが、そんな彼の車の中に、なんとジャケットの色を除いて自分と瓜二つの姿をしたもう一人のルパンが現れた。その後、二人のルパンは橋の上で対峙する。ルパンの追跡取材を行っていたユキコは、二人のルパンの姿を目撃し驚愕する。ルパンが2人!?
赤と緑。果たして、アイスキューブを手に入れるのはどちらのルパンなのか?次元や五ェ門、そして不二子はどちらのルパンの味方につくのか?銭形は本物のルパンを見分けることができるのか!?
ルパンの姿を偽るもう一人のルパンの正体、そしてアイスキューブに隠された秘密とはいったい何なのか…?
ルパン三世オリジナルビデオアニメ。
謎の秘宝アイスキューブの争奪戦というより、同時多発的に出現した偽ルパン三世と本物のルパン三世の「ルパン三世」という称号を巡っての壮絶なバトルの中で、「ルパン三世とは何者なのか？ルパン三世であることの条件とは何か？」を浮かび上がらせるメタ的な構造のストーリーは、テレビアニメシリーズなどこれまでのシリーズのオマージュがちりばめられており、ルパン三世への憧れや愛が満ち満ちている。
クライマックスの二人のルパン三世が向き合い戦うシーンは、大胆不敵で不可能を可能にするどんなものから自由なルパン三世の理想像とルパン三世に憧れなろうとする男のバトルで、ルパン三世ファンが作ったラブレターとしてのオリジナルビデオアニメとして楽しめる意欲作。

こんなものは
押井守に任せて
おけばいい。

ルパン三世オリジナル
ビデオ作品のため、
大冒険をかました、
ファンムービー…。

この監督はこの後、
ルパンの監督をしてま…

せん(T_T)

「ルパン三世　GREENvsRED」

ルパンとは何かをテーマとしたメタ作品であり、オリジナルビデオ（果たしてビデオで良いのか…）で作られたため、ファンムービーであり、一見さんお断わり作品。

世界がルパンで溢れている。誰が本物なのか、東京に集結したルパン達を追う日本警察と対策本部長に就任した銭形。その中、軍事会社が持つ謎のお宝アイスキューブの争奪戦がグリーンジャケのルパンと赤ジャケのルパンの二人の間に巻き起こる。果たしてルパンは誰なのか、そしてルパンとは何なのかを追う問題作。

明らかに緑ジャケは声も違い、まだ度胸も座っていない。だが次元たちは面白い仕事を考える奴がルパンで良いと言い放つ。赤ジャケはまるで継承するかの様に緑をルパン世界に引き釣り込む…。

理解はできる。ルパンとは自由なる精神を持つモノ。なにものにも、全ての事象にも囚われないもの。その定義は正しい。しかも何十年も年を取らず、作品により顔やキャラクターも微妙に違う。何人ものルパンがいるのも有り得そうだ。

だが…そんな話、実はどうでも良い…。ルパン三世って、そんな哲学的な作品でしたっけ…。大衆、観衆が憧れかつ格好良いルパンってのは、ストーリーが面白く、誰もが楽しめるものではなかったか。その点は残念としか言いようがない。エッジが立ち過ぎていて、恐らくは着いてこれない方もいるだろう…。

また一見新しい事をやっている様だが、そもそもこのプロットは嘗て押井守が出してきて、ボツになったモノらしい。更に演出が押井守臭さに溢れ、時間軸のいじりなどわかりにくさを増幅している。

更にありとあらゆる場面にオマージュが炸裂。カリオストロのオマージュや宮崎駿演出の最終回の様な演出多数…。これはこれでルパン好きにはたまらないのだが、どうも乗り切れない…唐突だったり、偽物がやってたり…(T_T)

なんと言うか哲学を語りたがるファンの妄想駄々漏れ…(T_T)　で…結局印象に残るのは新型フィアットの宣伝のみと言う(笑)　

オリジナルビデオだから、ライト層は無視って感じなんでしょうね…(T_T)　当然ながら、ライト層からは批判され、ヲタ層は賛否両論…。絵は最高に綺麗なんだけど…。やりたい事もわかるし…。でも何かモヤモヤする。やっぱりこんな作品は御本家、押井守さんに任せてれば、良かった気が…(笑)

• #ルパン賛歌