ゆゆこ

トム・アット・ザ・ファームのゆゆこのレビュー・感想・評価

5.0
「アメリカよ、お前にはもううんざりだ
僕は心安らぐ場所へ行く
独りにはならない
アメリカよ、僕には歩むべき人生がある

エンドロールの曲で歌詞が出た時から予感しかしなかった。…BINGO!!
…そういうことだよね?フランシスのジャンパーだよね?笑
笑うところじゃないのかもしれないけど、思わず笑む。"アメリカ"。
いや〜いいね…だから好きなんだ、ドランの作品は、、

今までにないような緊張感、不安、焦りが、
ドランの世界に彩られてる。

息の詰まる"美しい"作品。

<生の世界>にはびこる<偽りだらけの世界>という矛盾の中で、
居場所を失い、孤独を抱える男2人の出会いは、"相反する"ものでありながらも、
共鳴し、それでいて官能的で危うい気すらさせる。

ストックホルム症候群。
監督インタビューでこの言葉が出てきて、「あぁなるほどそうか」と思った。
ベッドの配置。
視覚で伝わることの楽しさといったらもうこういうことでしょう。

ドランの作品を観た後は、たいてい同じ表情をしてる気がする。
さっきも言ったけど、フランシスのUSA、なんでお前そんな派手なUSAジャンパー着てんの、って思ったけど、ナイスでしかない結果論。いいね。素敵。