2014年映画館初めにふさわしい、僕好みの豪快で痛快なアクションでした。超満足。
やはり二人とも年のせいかアクションにキレはなくなっていますが、その代り昔のように「なんでもぶっ壊して解決！」みたいなノリはほとんどなく、ちゃんと脱獄するにあたって理にかなった手段を用いているのに感動。成長したなぁ…(何様だ)。
シュワルツェネッガーは『ラストスタンド』では年相応な落ち着きのある枯れた役を演じていてそれはそれで格好良かったのですが、今作では暴れまくり&ジョーク飛ばしまくりで、往年のシュワが帰ってきたぞ！って感じで凄い嬉しかったです。冷たい態度をとるスライにくっ付いて行って必死で仲良くなろうとしたり喋ってる隙をついて勝手にスライのパンを盗み食いしたりするシーンには笑わせてもらいました。一番笑えたのはやっぱり「はいチーズ！」のところですが…ここは詳しいこと聞かずに見ていただきたい。
往年の、と言えば、いつものように機関銃を持っていよいよ反撃というシーンは、スローモーション&ドアップでこれでもか！というくらい大げさに描写されていて、制作側の「お前らこれが欲しかったんだろ!」という意図が見え見えで最高でした。あまりにも期待通りにやってくれたんで、ちょっと泣きましたよ、僕は。去年の『ラストスタンド』でもあるシーンでちょっと泣いたし、シュワルツェネッガーには泣かせられっぱなしですな。冷静に考えりゃなんで60過ぎの爺さん見て泣いてるんだよって話ですが。
…とまぁ長々と語りましたが、一言でいえば「『木曜洋画劇場』なノリが好きな奴は絶対観に行け！」って感じです。
確実に賞レースに絡むことはないと思いますが、やっぱりこういう映画、最高ですよ。
@TOHOシネマズ海老名
(2014.4)[1]
