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俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨークのHKのレビュー・感想・評価

3.3
いきおいで続編も連続鑑賞。
原題は“Anchorman 2: The Legend Continues”(アンカーマン2:伝説は続く)
前作から10年近くも経て製作された続編です。
こちらも日本劇場未公開。

この約10年の間に役者のクレジットの序列に変化が。
主役のウィル・フェレルに次ぐ2番手はスティーブ・カレル(前作では4番手)。
前作からのヒロインのクリスティナ・アップルゲイトとまだ『アントマン』になる前のポール・ラッドを追い抜いたカタチで、カレルの挙動不審でシュールなギャグが大幅増量。
ラッドはアップルゲイトを抜いて前作と同じく3番手で、アップルゲイトは2ランク降格。

本作は相変わらずの下品さとくだらなさそのままにバカバカしさはパワーアップ。
2013年の作品なのに舞台は1980年代ですが、今やNGネタのオンパレードは前作と同様。
風刺よりも能天気なおバカギャグ優先の典型的なアメリカ映画。

ジェームズ・マースデンやグレッグ・キニアが共演してますが、1シーンのみのカメオ出演も前作から大幅にパワーアップ! 
冒頭からいきなりのハリソン・フォード登場にまずビックリ。
前作からお約束の各TV局のニュース・キャスター入り乱れての肉弾戦では、ジム・キャリーにマリオン・コティヤール、ウィル・スミス、リーアム・ニーソン、キルスティン・ダンストらが参戦し、その場限りの大盤振る舞い。
後の同監督作『ドント・ルック・アップ』は異常な程の豪華キャストでしたが、昔から顔が広かったんですかね。

1作目が今から約20年前、本作が約10年前の作品、そろそろ3ができる可能性もゼロではない気がしますが、現在のNGネタがどうアップデートされるかはちょっと興味あり。
ちなみに本作の翌年にはカレルが『フォックス・キャッチャー』でシリアス演技に開眼、ラッドはその翌年に『アントマン』でマーベル入り。
コウモリのフライドチキン(?)はけっこうウケました(美味いのか?)
HK

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