かえるのエリー

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

4.0
SWにて悪役なのにやや笑えるドーナル・グリーソン。好みでないなとノーチェックだったが、「エクスマキナ」で印象が一変。ノーチェックだった本作も観てみようと相なった。赤毛が愛らしい。

イギリスの田舎町に家族と暮らすティムは、21歳の誕生日に父から衝撃の特殊能力について説明される。早速彼女をゲットしようと力を駆使していく。。。



以下、ネタバレ感想



ポスターが完全にミスリード。本作の見所は、“タコ船長”ことビル・ナイ演じる父と息子の関係かと感じる。そもそも同居の叔父さん含め大変仲の良い家族だが、特殊能力を共有した父と息子の絆はとりわけ強い。日常的に使っていたタイムトラベルによって、“帰宅後”に娘に変化が生じたのは、ティム同様にショックを受け、軌道修正出来たからいいものの、とーちゃん、そこは説明しといてよ〜とツッコミを入れた。

タイムトラベルを駆使し、上手くいかなかった行動を即刻やり直してきたティムが、最愛の父を失うことで、1日1日を大切に生きる事に目覚める様はとても清々しく、ロンドンとカントリーサイド、大好きなイギリスの両面も堪能でき、アメリカのバンドながらもイギリスでブレイクしたThe Killersがガンガン流れ、楽しく観賞できた。

P.S. ヒロイン・・・どこかでお会いしたような、と思ったら「きみに読む物語」の彼女ですな! よ、勢い女優(笑)