MoviePANDA

神さまの言うとおりのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

神さまの言うとおり(2014年製作の映画)
2.9
『バンドが売れる事と、死なずに生き残る事。
それぞれに必要な共通の要素とは?φ( ゚∀゚)ノ゜』

バンドが売れる為に大事な三つの要素。これをある時、ライブのMCで桑田さんが話しました。

まず一つ目に、“マネージメント”。
日本の音楽界の第一線を走り続ける桑田さんが、非常に現実的な事を言ったのでお客さんはやや苦笑気味でしたが「いや、これが本当に大事なんだ!」と。デビューからずっと所属事務所もレコード会社も変わってないからこその説得力!

二つ目は、“ファン”。
いくら自分達の音楽を届けたいと思っても、それを聞いてくれる人がいなければ成立しない!との事。

そして、三つ目は…


授業中、教壇に突如として現れたダルマ!そして、
「ダぁ~ルぅマあ~さんが転んだっ!彡(`д´)」
少しでも動けば、爆裂する首っΣ(゚ロ゚;)
映画始まって間もないのに、バンバン人が死んでくっ!
「最後まで持つのか、この映画?」

原作は最初の方、チラッと見た程度。でも、原作も同じくな展開。ダルマの顔は映画の方が随分凶悪ですが…。この映画、この時点でダメな人はもうダメでしょう(笑)だから、かなり好みが分かれると思います。ボクは不条理系大好きなので、グッと見入っちゃいましたが…(^∀^;)

ダルマに続くは、招き猫(=゚ω゚=)
普段ファンでもなんでもないのですが、前田敦子があててる声は可愛いかった(*‘ω‘ *)「かい~の!」がこんなに可愛く言えるのはちょっとスゴい(*゚∀゚)でもこの猫、実に恐ろしく残忍!なので、ここでも人がたくさん死にますo(__*)…

さて、「お次は何だ?」
ってアタクシ、『ザ·グリード』のジョン船長じゃございませんが、そんな感じでまだまだそれは続いていきます。
日々を退屈だと思っていた主人公。
そこに始まった不条理な命懸けの遊び。
ルールの裏をかいたりして、何とか次へ進みゆく主人公ですが、この映画のひとつ気になる点として、クリア出来た時の「いち抜けたぁ~!」的喜び表現が、ちと薄い気がするのです。あまりにもその状況が絶望的、というのもあるのでしょうが。でもなるほど、最後のそれで納得。やっぱ、最後はそれだよね。クリアする度、それのおかげもある事を感じたら、心からは喜べないかもね。

というわけで、この映画では生き残る為に必要な四つの要素が出てくるのですが、その四つ目と冒頭の話の三つ目の要素は同じです。この映画を最後まで観れば、最後の方でとある人形がそれを教えてくれますが(*´艸`*)

この映画、悪く言えば残酷なだけの一本調子な映画。だから、とてもオススメは出来ません。でも、この映画が最後に示す要素は、悲しいかな何よりも現実を痛感させられる要素。だから何かそこには納得させられました。愛を信じたいとこではあるけれど、世の中見てるとやっぱ愛よりこっちの方が強い気がしちゃう時があるもんなぁφ(゜゜)ノ

あっ(・o・)、そういえば映画に出てきた死に携わる多種多様なキャラ達の声。その声をあててるキャストはなかなか各々ハマってたと思います。その中でも圧巻だったのは山崎努!これがもうスゴい迫力!そして、その足下のアイツの声のキャスティングがまた絶妙で、まさかあの人とは!(・д・`*)

最後に「この映画、この先も観る気ないから、その要素教えろいっ!」って方もいらっしゃるかもしれないので、一応コメント欄にネタバレでその要素記しときますね(o≧▽゜)o♥
見たい方だけ、どうぞ!
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