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マンデラ 自由への長い道のkuuのレビュー・感想・評価

マンデラ 自由への長い道(2013年製作の映画)
3.6
『マンデラ 自由への長い道』
原題Mandela: Long Walk to Freedom
製作年2013年。147分。
ノーベル平和賞受賞者である氏の自伝『自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝』の米国映画。
青年時代に反アパルトヘイト運動に身を投じて、27年間もの獄中生活の後に大統領に就任したマンデラが歩んだ激動の人生を、彼を支えた妻ウィニーとの愛の軌跡とともに描きだす。。。

No one is born hating another person because of the color of his skin, or his background, or his religion. People must learn to hate, and if they can learn to hate, they can be taught to love, for love comes more naturally to the human heart than its opposite.
       by Nelson Mandela 

人は生来的に 肌の色 生い立ち 宗教を理由に他人を憎む人なんて誰もいない。
憎しみは後に学ぶものであり
もしも憎しみを学ぶことが出来るとしたら
愛することも教えられるはず。
愛は相反する感情よりも
より自然に人の心になじむものだから
      ネルソン・マンデラ
        愚訳kuu ことGEORGE

ネルソン・マンデラは、2013年12月5日死去した。
自伝ちゅう割に、予想外の前半は、直ぐ女性と恋に落ちたり、不倫したりちゅう自由なマンデラの姿が描かれてる。
女性関係も自由だっていいたかいっ🥺
まぁ、マンデラ氏の3回結婚しよったんは事実として知られてることやし、隠すようなことちゃうと云うことかな。
映画て劇作品やし、そないな物語性も必要やったんもしれへんなぁ。
それがないと、ひたすら反アパルトヘイト運動が描かれ、後半は、ただムショにいる姿しか無くなっちゃうしなぁ。
個人的ですが、自伝があんまりよくないし、仕方ないかもしれないけど、正直、客観性には欠けとると思いました。
それで、マンデラ氏がロベン島に収容されとった時期にゃ、もちろんロベン島の事しか映画じゃ描かれてない。
ANC(アフリカ民族会議)やウィニー(二番目の奥さん)を通じて、若干の外部の情報も得てんやろけど、収監中なので仕方ないかな。
終盤の、デクラーク大統領とのやりとりに関しては、36年も抑留されていたにも関わらず、その闘志は失われてへんのがハッキリ判る。
特に、釈放に関わる彼の言葉。
それらを演技する役者さんは素晴らしかったかな。
バリバリ素晴らしいテーマの映画なんやけど、私的には、もう少しアパルトヘイト問題の事を下げて下げて掘り下げて欲しかったす。
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