鍋レモン

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生の鍋レモンのレビュー・感想・評価

5.0
⚪概要とあらすじ
世界的人気を誇るスーパーヒーロー、スーパーマンとバットマンが互いに全力を尽くしてバトルに挑む姿を描くアクション大作。

バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“世紀の対決。”

「人は裏通りで 理由もなく死ぬ」

⚪感想
製作総指揮にクリストファー・ノーランを迎えたヒーロー作品。

この映画が私の人生の転機。

映画館で観た時の迫力と雰囲気が物凄く良かった。バットマンとスーパーマンの思いの激しいぶつかり合いと破壊力。圧倒される。

ヒーローが知らないところで傷つけた人がいるということに着目してるところが良かった。
以前までのDC、MARVELに関わらずヒーロー映画では、敵を倒すためならガンガン建物とか破壊てもそこには触れず、被害者にもさほど触れていなかったし。

今回はスーパーマンが悪を倒すための犠牲としてバットマンであるブルース・ウェインの会社も巻き込まれてっていう始まりのシナリオ。
同じヒーローではなく敵としてバットマンがスーパーマンを見定めるのも理解しやすい。

「She won't die tonight.」というブルース・ウェインセリフ。彼の抱える罪の意識が少しでも救われたように感じた。
何十年も救えなかった辛さを抱えていたかと思うと私の心も辛い。

善と悪の不安定さと光と闇。また、恐怖についてを考えさせられる。

スーパーマンとバットマンの生い立ちの違いの描写も分かりやすく「人は裏通りで、理由もなく死ぬ。」のセリフはかなり辛い。

ベン・アフレックが最高オブ最高。
ベン・アフレックの演じるブルース・ウェインのバットマンを20年ほどやってきて、様々な悪と戦い悲惨なことを経験してきた悲壮感と歳を積み重ねた表情や肉体、疲れきった雰囲気が現れてる。その肉体から能力がなくても強いわけがわかるし、顔やスタイルの全てがが原作重視。青っぽいシャツで女の子を守り、社員をこよなく愛するブルース・ウェインが死ぬほどかっこよすぎる。
バットマンのスーツが1つだけではなくあと2種類くらいあったのも新鮮で良かった。ナイトメアがめちゃくちゃ好き。平行世界の物語の映画も観たい。
スーパーマンを倒すために手段を選ばないバットマン。筋トレも最高。シャワー姿も最高。

ヘンリー・カヴィルとガル・ガドットも素敵だった。お顔と肉体、スタイル整い過ぎ。
ジェレミー・アイアンズのアルフレッドがとにかく良かった。ちょっと皮肉をいったりなんだかんだで坊っちゃまをめちゃくちゃ心配してるのが好き。しかも坊っちゃま入れてくれたお茶普通に飲むじゃん、親友かよって。笑
ジェシーアイゼンバーグはあんまり悪役感がなかったけどとにかく変人感が凄くて良かった。個人的に好きな神谷浩史さんが吹き替えをしてるのも良き。

内容もしっかりしてるし、予告CMの内容のつくりもうまかったなって思う。
トゥルルルーみたいなのから始まる劇中で流れる音楽が最高に好き。
真珠のネックレスが銃で弾け飛ぶところとか、ピーチティーの下りとかの演出がツボをついていて最高。
地上波はカットされてしまうし、映画もカットされていたし、やっぱりアルティメットエディション版が1番いいかも。

ラストはめちゃくちゃよかった。
賛否両論だし、好みがめちゃくちゃ分かれるが、とにかくアルティメットエディションを観て!!!!

監督のザック・スナイダーのお陰なのか、製作総指揮のクリストファー・ノーランのお陰なのか。どっちにしても2人の作品が好きだからめちゃくちゃハマったのかも。



⚪個人的なお話



高校生まで映画はちょっと見る程度でそこまで興味なかったど、声優の神谷浩史さんがめちゃくちゃ好きで単に吹き替えをしてたという理由で映画館に足を運んでこの作品を観た。観た後にはベン・アフレックに沼落ちして、とにかく映画が物凄く面白いものだと初めて知ってめちゃくちゃ好きになった。それからは毎日観るぐらいにはハマってるし趣味。
人生を変える映画ってあるんですね。

⚪鑑賞
映画館で鑑賞(吹き替え)。
金曜ロードショーで鑑賞(カット祭り)。
鍋レモン

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