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フランシス・ハのたにたにのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
3.5
【大きな声で夢を叫びたい】

▪️雑感▪️

🔸レディ・バードで注目の監督、グレタ・ガーウィグが主演

🔸27歳のモダンダンサー

🔸21世期のモノクロ映画


↓ネタバレ↓








▪️所感▪️

グレタ・ガーウィグ演じるフランシスは、親友のソフィと同居している。
フランシスはモダンダンサーの見習いとして日々レッスンに励むも、ステージのメンバーからは外され、さらに彼氏にもフラれてしまう。
一方、ソフィには彼氏ができ、同居している部屋から出ることを報告される。さらに彼に付いて日本へと飛び立つ準備をしている。
フランシスは人づてにそれを耳にし、
親友である彼女への思いはどこか複雑な感情となる。
1人となったフランシスは、モダンダンサーとしての夢を諦めきれない中で、新たなルームシェア地を探したり、地元に帰って家族と過ごしたり、バイトしたり、弾丸でパリ旅行したり、自分のしたい事を感じたままに行動に移していきます。
それを通して、彼女の夢にある変化が起き、フランシス・ハとして、新しい彼女の人生がスタートするのでした。



🟢女性同士の枠に収まっていく時代

よく女性ばかりの環境って上手くいかないって聞きませんか。

女性だけの職場では、いじめや揉め事が起きたり、気に入らないやつは蚊帳の外にしたり。一つ一つの言葉や行動に対して、気に食わないことがはっきりしている。
女性を卑下してるのではなく、
テレビドラマの影響か、心理学者の持論か、そのイメージがあります。
AKBグループでも、いじめの内部告発があったりしましたよね。



それでも、
昔の女性アイドルで言うと、1人でステージに立ってた時代から、今やグループで人気を博すことが当たり前になりました。

ディズニー映画では、アナと雪の女王で、アナとエルサの女性同士の姉妹の枠を超えた密な関係が話題になりました。

さらに、
SNSの発展などから女性同士で仲の良い写真を撮るために、インスタスポットへ出かけたり、ラブホで女性だけでパーティーできるようなコースがあったり、
より女性だけでグループとなる傾向が顕著となり、男性が入る隙もなくなっている気がします。

フランシスとソフィは、
"熟年のレズビアンカップルみたいだね"なんて会話もしていましたし、

フランシスに関しては彼氏から一緒に住もうという誘いに、ソフィと同居しているからすぐは無理だと断ったためにフラれてしまいました。

ソフィは彼氏と結婚して、日本へと付いていくも、ストレスに感じて旦那に強くあたるシーンもあります。


男性の方から女性に歩み寄ることが必要、それには男性は女性的な感性を持ち合わせていかなければいけないという意味でもあります。

女々しい男性、最近多いですよね??
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