X-MENシリーズだと思いレンタルしてきたのですが．．．


X(えっくす)ではなく×(ばつ)でした・・(；´Д｀)


『フューチャー・パスト』の横に並べられていたので何も疑わずに借りてしまいましたよ！

まあ、借りたのに観ないというのも癪なので、「せめて面白くあれ！！」と願っていたのですが、内容も笑いもスカスカです。

まず何に文句を言いたいかというと、タイトルのわりに『X-MEN』感が弱い点です。
『最弱ジェネレーション』と『ファースト・ジェネレーション』に寄せてきているくせに"何もここから始まってません"。

まあそもそも原題が『Super Capers』なのでしょうがない気もしますが、期待を裏切らないでくださいと、もの申したいです。

一応あらすじも書いておくと、スーパーヒーローを気取りの主人公がある事件をきっかけに、超人として不適合と判断され、超能力ヒーロー訓練所に収容されてしまいます。
そこで訓練を受けた彼は晴れて『スーパー・ケーパーズ』というヒーローチームに入るのですが、、
その所属チームのヒーローがいかんせん役立ちません。

とは言えパロディのコメディ映画ですし、笑えれば関係ない！と思いストーリーやクオリティには目を瞑ることにしました。

けれどもコメディとしてもイマイチ。スピード感もありませんし、笑いにおいても吹っ切れてません。

そのくせいっちょまえに140キロででタイムスリップとかいって『BTTF』をパロってたり、ライトサーベルなどといった切れない剣が武器で『スター・ウォーズ』のパロディも見受けられます。

他にもストーリーに『バットマン』を絡めてきたり、研究員の名前が『007』の誰かに似ていたりと努力は滲み出ています。

特に評価する点は見当たりませんが、見事に自分を騙したジャケットのタイトルとその出オチ感に敬意を表してこのスコアです。

• #アポカリプスに向けて

襲われた女性を助けスーパーヒーローを名乗ったエドの正体は何の力も無いヒーロー憧れのただの青年。しかし、とある切っ掛けでスーパーヒーローチーム「スーパーケイパーズ」の見習いとなるのだったが、早速怪人による現金輸送車襲撃事件が発生し…。

「大ヒットSFシリーズのパロディを満載したスーパーヒーロー・アクション!」

とパケ裏に記載が有りそれなりに期待をしてしまいましたが、パロディが面白いとかの以前の問題で作品として残念な仕上がりでした…。

主人公のエドに1㍉も魅力が無いのが一番の原因ですが、物語的にも盛り上るところがひとつも無い…。

マイケル・ルーカーが出てるのがせめてもの救い…。

そんななか一点衝撃的だったのが、冒頭で登場するタクシー運転手。自分も昔「マンバット」というヒーローだったと語り以降出てこないのですが、演じていたのがアダム・ウエスト!!66年版のTVシリーズのバットマン!!観賞後に調べてこれを知った時が一番テンションが上がりました!!

有名映画ばかりのあからさまでわかりやすいパロディ！

Ｘ(バツ)－ＭＥＮ

あくまでカッコがついていなければいけない映画。なければパロディでもない、有名作品になってしまいます。

ヒーローは『』がついてなんぼ。

寒い事を言ってみたりして。

　さて、内容ですが、やはり寒い事になっています。パロディ映画はこうでなくてはいけません。
　冒頭つかみは良好。展開も伏線ばらまいて、ちゃっかり回収。

パロディ好きならまず楽しめる内容に仕上がってます。


この作品の大きな特徴は超有名映画のパロディを本筋に多く取り入れている事

この映画を鑑賞するにあたり、

『デロなんとかというカッコいい車でタイムスリップする映画』と、

『宇宙でライトなんちゃらを振り回して息の荒い黒い甲冑の人物と戦う映画』

を最低限観ておく事をオススメします。

『スタ○ウォーズ』と『バック・トゥ・○・フューチャー』ですね。


パロディ映画としての敷居は低いので、あまり観たことがなかった方もこの機会に是非、上記、二作品をご覧になったのちに観てみて下さい。


一番気になるのが音楽。有名な曲を劇中に用いているのはいいんです。
ただ、映画の音楽のダメアレンジ版がどうしても気になります。

誰もが聴いたことある音楽か…と思いきや、大分、モヤモヤしてます。
　本家の勢いがないというか、力がないというか。音楽までパロってしまうとは感服。

このモヤモヤ感は必聴！