このレビューはネタバレを含みます
ステルンからエルサ、ピエロ、リュシーへと渡る魔法の赤い石を求めてヴィヴァとレニが闘うお話。画面が暗くて見辛い箇所があり光量上げて欲しかったです。
素晴らしいカメラワーク。ファンタジーを演出する人物の切り取り方がキマってました。衣装も印象的でしたが、コロコロ変わるので誰が誰やら追いづらかったです。即興劇伴もハマってました。
演技も光ってる人ばかりでしたが、何でリュシーだけあんなに動きが野暮ったかったのだろう。台無しになってるところがいくつもあったように感じました。一方でエルサの演技が特に素晴らしく感じました。細かい動きが滅茶苦茶上手い。
説明が少なく、終始ギリギリついて行けるくらいで、月が満ちるとともに辿り着いたラスト、特にヴィヴァとの対決が素晴らしかったです。レニの方は、やっぱりリュシーがイモ臭いなあ…。
御伽話の様相がとても上手く形作られていて、特殊効果などなくてもファンタジーは十二分に作れるということを思い知らされた、カッコいい名作でした。