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恐竜100万年のkazu1961のレビュー・感想・評価

恐竜100万年(1966年製作の映画)
4.0
▪️JP Title :「恐竜100万年」
Original :「One Million Years B.C.」
▪️First Release Year : 1966
▪️JP Release Date : 1967/02/21
▪️Production Country : イギリス・アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-581 再鑑賞
🕰Running Time : 105分
▪️Director : ドン・チャフィ
▪️Writer : ミッケル・ノバック、ジョージ・ベイカー、ジョセフ・フリッカート
▪️MusicD : マリオ・ナシンベーネ
▪️Cast. : ラクエル・ウェルチ、ジョン・リチャードソン、パーシー・ハーバート、ロバート・ブラウン
▪️My Review
子供の頃、何度も何度もテレビのロードショーで鑑賞しました。私にとってはこれがSFXの原点かつ、恐竜映画の原点ですね。皮のビキニの女性たちがまだまだ刺激的な年齢でしたけど(笑)。
本作、弱肉強食の時代、ある部族の若者が安住の地を求めて旅を続けるという物語で、1939年に作られた『One Million B.C.』をハマーフィルムが再映画化した作品です。『吸血鬼ドラキュラ』や『フランケンシュタインの復讐』などで製作総指揮を務めたマイケル・カレラスが製作しました。『紀元前百万年』のオリジナル・ストーリーをカレラスが脚色し、『アルゴ探検隊の大冒険』を手がけたドン・チャフィが監督しました。
1時間40分の上映時間中、ナレーションを除いて今日の言語体系に乗っ取ったセリフは一切ありません。
"SFXの王様"レイ・ハリーハウゼンが描く太古の世界は、その手腕を存分に発揮しています。生きたトカゲやウミガメを恐竜に見せて実写映像と合成し巨大感を演出したり、人形を1コマずつ撮影する技法で、驚くほどリアルな映像を実現しました。
円熟期を迎えたレイ・ハリーハウゼンの手による古生物たちは、そのクォリティーと多彩さ、演出の妙において、現在の目で観ても大変魅力的で、本作はある意味ではハリーハウゼンの決定版とも言えます。草食恐竜トリケラトプスと肉食恐竜ケラトサウルスの決闘。人間の村を襲う肉食恐竜のシーンは圧巻のリアリティですね。ファンも多い作中に登場する生物はブロントサウルス、アロサウルス、トリケラトプス、ケラトサウルス、プテラノドン、エウディモルフォドン、アーケロン、巨大なイグアナ、大グモ、猿人などがあります。
さらに、本作の大きな見どころは、なんといっても主演のラクェル・ウェルチのグラマラスな原始人姿です。本作をきっかけに、60年代後半から70年代にかけてセックス・シンボルの座に君臨しました。特撮映像とセクシーな美女の組み合わせは、いつの時代、どの国においてもワンセットであるべきという基礎を作った作品です。
SFXの記念碑的作品となった傑作恐竜映画、これも観るべき作品のひとつですね。

▪️Overview
マイケル・カレラスが製作・脚本を担当、テレビ出身のドン・チャフィが監督した。撮影はウィルキー・クーパー、音楽は「国境は燃えている」のマリオ・ナシンベーネ。出演は「ミクロの決死圏」のラクウェル・ウェルチ、「ダイヤモンド作戦」のジョン・リチャードソン、パーシー・ハーバート、ロバート・ブラウンほか。(引用:映画. com)
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