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花と木のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

花と木(1932年製作の映画)
4.0
『世界初のカラー映画!🎥』

と、いう事を知ってて観たのではなく、観てから知りました。観て感じるのは、85年も前に作られた作品とは思えないという事と、ディズニーのぶれのなさ。

劇中に人間は登場せず、出てくるのは題名が示す通り、花と木。そして、動物達。それらが擬人化され、ディズニーらしいミュージカル調で話が繰り広げられていきます。

キノコのかさがリズミカルにめくれてみたり、木が花粉をおしろいがわりにはたいてみたり。とにかくひとつひとつの動作がユニーク♪主人公と、あきらかに悪の象徴である木の描かれ方の対比は、わかりやすい位に勧善懲悪。ジュリ扇の様に葉をゆさゆさと揺らす女性とおぼしき木は、デイジーダックに負けないお色気具合です(’-’*)

全編に渡る音楽との連動が素晴らしく、しっかりと盛り上げるクライマックスのアイディアは純粋に面白い(゚∀゚ )秩序を乱す者へは勇猛果敢に立ち向かい、容赦無き制裁を!今も変わらぬアメリカの姿勢をも示しているようなオチがまた、“らしい”一作でございました_(._.)_
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